厚木基地の空母艦載機の移駐について
谷口 かずふみ 議員(大和市)
 質問要旨
 厚木基地の空母艦載機は、平成26年までに岩国基地に移駐することが合意されていたが、現在は、平成29年までの移駐完了予定と伺っている。これ以上の遅延は絶対に許されず、今度こそ、期限までに確実に移駐するよう、日米両国政府に対し、強力に働きかけてもらいたい。
 また、騒音状況を含め、移駐後の厚木基地がどうなるのか現時点では明らかではなく、厚木基地周辺の住宅防音工事がどうなっていくのか、住民は大変不安に感じている。こうした住民の声をしっかりと国に届けるとともに、きめ細かい情報提供をしていくことが必要である。

 そこで、空母艦載機移駐が間近に迫る中、確実に移駐が実現するよう国に働きかけるとともに、住宅防音工事等も含めた移駐後の厚木基地の状況について早急に把握し、住民に情報提供するなど、住民の安心につながる取組を行うべきと考えるが、所見を伺いたい。

 知事答弁
 長年にわたり、激しい騒音被害に苦しんできた厚木基地周辺住民の負担を軽減するためには、空母艦載機の移駐を一日も早く実現することが重要です。
 また、騒音や住宅防音工事の見通しなど、移駐後の厚木基地の状況について、早急にその姿を基地周辺住民に提示し、安心していただくことも必要と考えています。
 そこで、県は、「厚木基地騒音対策協議会」を通じて、国に移駐の早期実現を働きかけるとともに、新たに、国、県及び関係市で設置した「移駐等協議会」において、移駐の進捗状況や、移駐後の厚木基地の状況について、適時適切な情報提供を求めてきました。
 その結果、国からは、空母艦載機の移駐については、移駐の条件とされた施設整備や訓練空域の設定が着実に進捗しているとの情報を受けています。
一旦、遅延された移駐が再び遅延することは絶対に許されません。そのため、これまでも「移駐等協議会」等の場で求めてきた、期限までの確実な移駐の実施、早急な具体的なスケジュールの提示を、改めて、国に強く働きかけていきます。
 また、移駐後の厚木基地については、相当程度、騒音が軽減されるとの見通しが国から示されていますが、具体的にどのように利用されるのかは分かっていません。
さらに、防音工事についても、対象となる工事が未だに終了しておらず、移駐後どうなるのか、不安の声があります。
 そこで、騒音の状況や防音工事など移駐後の厚木基地の姿について、この秋に予定している「厚木基地騒音対策協議会」の要請活動等を通じて、明確に示すよう、国に求めてまいります。
 今後とも、厚木基地周辺住民の声を国にしっかりと届け、国から得られた情報は住民に提供するとともに、基地周辺の騒音被害を軽減し、生活環境の改善が実感いただけるよう、全力で取り組んでまいります。