本県農業における女性の能力発揮について
佐々木 正行 議員(相模原市)
 質問要旨
 本県のように、消費者が身近にいる中で営まれている都市農業においては、女性の視点などを経営に活かすことが農業発展に重要である。
 県では、女性が中心となり開発した商品や企画等を「神奈川なでしこブランド」として認定し、PRしているが、女性農業者が中心になり開発した商品の認定は、一件に留まっている。女性が中心となり開発された商品は、農業分野においても存在することから、「神奈川なでしこブランド」をもっと活用していくことが大切である。
 農業における女性の活躍は、こうした加工品の開発だけでなく、経営主のパートナーとして、又は自らが経営主として、活躍している女性農業者も多数いると思うが、あまり知られていないように感じる。
 
 そこで、本県で活躍している女性農業者に光をあてPRしていくことや、女性の持つ能力を農業分野でさらに発揮してもらえるようにすることが、本県農業の発展に寄与すると考えるが、所見を伺いたい。

 知事答弁
 本県の農業従事者のうち、女性は45パーセントを占めており、また、女性の関与する割合が高い農業経営体ほど収益性が向上しているという農林水産省の報告もありますので、女性農業者は本県農業の担い手として重要な役割を果たしていると考えています。
 一方、県内の新規就農者の動向を見ますと、女性の割合は過去5年間の平均で、全体の15パーセントに留まっており、女性の場合は結婚により農業に従事するようになる方は多いものの、職業として農業を選ぶ方は少ないのが現状です。
 女性の活躍を促進し、本県農業の活性化を図っていくためには、職業としての農業の魅力を広く伝えていくことに加え、女性の力を活かす機会を提供することが必要です。
 そこで、現在、改定作業を進めている「かながわ農業活性化指針」では、女性の活躍を支援する取組を新たに盛り込むこととします。
 具体的には、女性の新規就農者を増やすために、県内で活躍、成功している女性農業者を広く紹介し、農業の魅力や、やりがいなどをPRしていきます。
 また、女性の視点を活かした生産、販売を促進するための方策や、農業経営に必要な知識を習得できる研修プログラムなどの検討を行います。
 県は、このような取組により、女性の能力の発揮を応援することで、本県農業の発展につなげてまいります。