骨髄ドナー登録の促進について
西村 くにこ 議員(川崎市川崎区)
 質問要旨
 骨髄移植にはドナーが不可欠だが、新規ドナー登録者は、数年前まで年間4万人程度であったが、平成27年度には4年ぶりに増加したものの、約2万9千人と、長期的には減少傾向にある。さらに、高齢化も大きな課題である。
 平成27年度には、年間の登録抹消者が2万人を超え、現在のドナー登録者は40〜50代が過半数を占めていることから、今後も登録抹消者の増加が見込まれる。少子高齢化を迎えた我が国において、このままでは、骨髄バンクの仕組み自体が将来的に先細り、最悪の場合には維持できない状況になってしまうことが危惧され、特にこの先も長く登録できる若い世代の登録者を増やしていくことが急務である。
 
 そこで、本県では、骨髄ドナー登録者を増加させるために、これまでどのように取り組んできたのか、また、今後どのように取り組んでいくのか、併せて所見を伺いたい。

 保健福祉局長答弁
 骨髄移植で、一人でも多くの「いのち」を救うには、ドナー登録者を増やして、移植のチャンスを拡大することが大切です。
 本県の登録者数は、骨髄を提供できる20歳から54歳の人口1,000人あたり5人弱であり、県として、登録者の増加にしっかり取り組まなければならないと強く感じています。
 そこで、県では、県赤十字血液センターや、骨髄移植を推進するボランティア団体と協力・連携しながら、登録者の増加に取り組んでいます。
具体的には、多くの人に登録の趣旨を丁寧に説明することが、登録者を増やすために効果的であることから、昨年度より、登録を呼びかける人材である「骨髄ドナー登録説明員」の養成講座を開催し、新たに15人の方に説明員になっていただいたところです。
 また、昨年度は5回実施した、大学やショッピングセンター等で行うドナー登録会を、今年度はこれまで13回実施し、登録機会を増やしています。
こうした取組みにより、今年度の新規登録者は、9月末までの半年で568人と、昨年度1年間での551人を上回る成果が出ています。
 今後、県では、骨髄ドナー登録者の増加に向け、年齢制限によりドナー登録を抹消された方が、説明員として、登録者を増やす活動に積極的に関わっていただけるよう、養成講座の受講を呼びかけていきます。
 また、献血の推進に協力している学生団体等のメンバーには、ドナー登録をしていただくとともに、同じ学生など若い世代に、より身近な立場で登録を呼びかけていただけるよう、協力をお願いしていきます。
 このように、様々な立場で関わる方を増やすことで、今後、より多くの患者さんの「いのち」が救われるよう、登録者の増加に取り組んでまいります。

 要望
 骨髄ドナー登録の促進について、養成講座を今後も拡充していただけるそうですが、ボランティア休暇があるのは限られた方々です。県の職員にはボランティア休暇があるそうですが、県の職員の中で養成講座を受けられた方は一体何人いらっしゃるでしょうか。昨年生まれた15名のうちの一人である私からすると、中には一人もいなかった。やはり、正しい情報を県の職員の皆様が、まず身につけていただいて、登録するかどうかは個人の自由ですが、誰に聞かれてもしっかりと説明ができるような体制を強化していただいて、いのちを大切にする神奈川を表明していただけますよう要望します。