産業技術総合研究所における科学技術政策の推進について
小野寺 慎一郎 議員(横浜市旭区)
 質問要旨
 イノベーション創出支援機関である産業技術総合研究所が設立される。国内外の優れた若手研究者を集め、高い研究成果を出すことで、優秀な人材を呼ぶという好循環を生み、研究人材育成の面でも成果をあげて欲しい。
 昨年の第1回定例会の代表質問において、これまで築き上げてきたKASTという研究ブランドをしっかり継承すべきと質問したところ、知事からは、産業技術総合研究所は、KASTの良さをしっかり引き継いだ上で、新たなブランド力の確立を目指していくとの答弁があった。

 そこで、産業技術総合研究所が、KASTの有している科学技術政策の推進機関としての機能を引き継いだ上で、どのような事業展開をしていくのか、所見を伺いたい。

 知事答弁
 神奈川科学技術アカデミー、KASTが有している科学技術政策の推進機関としての機能をしっかり引き継ぐため、県が産技総研に示す「中期目標」の第一番目に、「研究開発」を位置づけました。
 産技総研は、この中期目標を受けて、基礎から実用化までの「研究プロジェクト」にしっかり取り組みます。また、有望な技術についての「評価法開発」にも力を入れることとしています。
 具体的には、従来から継続して実施している研究プロジェクトに加えて、来年度から新たに、腸内細菌を解析することで生活習慣病等の発症メカニズムを解明する研究に取り組み、未病の改善につなげていきます。
 また、既に開発済みの光触媒や有機系太陽光発電に加え、機能性食品の効果・効能についての新たな評価法を開発し、信頼性の高い製品・商品の市場を形成することで、県内企業の競争力強化を図ります。
 そのため、県としても、研究開発に係る予算を確保してまいりたいと考えています。さらに、産技総研自らも、外部資金を積極的に獲得し、研究事業を強化することとしています。
このように、産技総研がKASTの機能を引継ぎ、それを更に発展させることにより、真のイノベーション創出支援機関となるよう、県としてもしっかりと後押しをしてまいります。