超高齢社会対策について
  (2) 認知症対策について
赤井 かずのり 議員(平塚市)
 質問要旨
 認知症サポーターは、養成そのものについては順調に進められている。民間の積極的な取組をはじめとして、認知症サポーターが様々な場面で活躍できる体制を構築し、サポーターの活動を一層広げていけるよう、県として後押しが必要である。
 認知症患者や家族の視点の重視という点においては一歩前進したと評価しているが、認知症サポーターが実際に地域で活動する姿は、新オレンジプラン策定後の2年間で十分に目に見えてきていない。

 そこで、認知症サポーター養成講座を受講された方が、次のステップとして、実際に認知症の人や家族を支える活動につなげていくため、どのような取組を進めていくのか、所見を伺いたい。


 知事答弁
 認知症高齢者の急増が見込まれる中、認知症サポーターが認知症を正しく理解するだけでなく、認知症の方やご家族を支える様々な場面で活動していただくことは、大変重要であると考えています。
 国の新オレンジプランでも、認知症サポーター養成講座を修了した方に、更に学習する機会を設け、地域や職域に応じた取組みを推進するものとしています。
 サポーターの養成は、主に、住民に身近な市町村の役割ですが、県においても、広域的な事業活動を行っている企業などに対し、直接、養成講座を実施してきました。
 また、県では、サポーターの活動を後押しするため、認知症の介護者やサポーターが身に着け、その存在をより多くの方が理解できるような新たなマークについて、現在、作成に取り組んでいるところです。
 一方、サポーターの登録制度があるか、制度はないものの活動を把握している市町村は、県内で3市町村のみで、また、サポーターが実際に活動するためのステップアップ研修を実施中の市町村は、11市町となっています。
 このように、サポーター養成講座を受講した後、活動を促進するための仕組みが十分でなく、実際の活動につながっていない状況があります。
 そこで、県では、来年度から、サポーターのためのステップアップ研修を実施し、修了した方を名簿に登録して、地域の認知症カフェなど、活動先とのマッチングを行うモデル事業に取り組んでいく予定です。
 さらに、このようなサポーターの方々に対し、県の認知症予防の事業や、地域の徘徊高齢者の捜索模擬訓練への参加を促すなど、幅広い活躍を後押ししていきたいと考えています。
 市町村や、認知症の方、ご家族などのご意見を丁寧に伺いながら、こうした取組みを進め、安心して暮らせる地域づくりを実現してまいります。

 再質問
 地域活動との連携、仲介、一歩進んだというふうに理解しているところでありますが、認知症のサポーター講座受講者42万人、神奈川県は42万人ということでありますが、このサポーター42万人のリストがあるのか、どうなのか、ここら辺がちょっと非常に心配なんです。
 ステップアップ研修を行うということはいいんですけれど、では、今まで受けた人たちがどの程度、どういう人たちがいるのかというのが、これ多分つかんでないんじゃないかなと思うんですが、そういう点がこれからの大きな課題かなというふうにも思います。
 そして、また、サポーターの人数42万人というふうに、増えたというふうにもおっしゃっておりましたけれど、なんと、サポーター数は47都道府県中44位です。若干、ここ数年で増えましたけれど、44位と低迷しています。人口比率でいきますと、4%しかおりません。
 また、県内の市町村では、1%のところから11%のところまで、すごい幅があります。
さらには、また、認知症の講座、先ほど知事もおっしゃっておりましたけど、講座については、なんと47都道府県中46位です。講座を開設している回数が、そういう点では非常に少ない、1万人当たりだいたい12回と、こういうふうにも言われております。
 県内の市町村でも、1万人当たりに2回から24回と、非常にこれも差があります、幅があります。
 また、サポーターの受けた人たちの世代別ですけれど、これも10代が2割弱、そして60代、70代も同じように2割弱ということで、中間層が非常に少ない。
 今後、10代の対応が課題になるかなというふうにも思います。
 いずれにいたしましても、マーク作成中というふうにも伺いました。
 神奈川県はe−ラーニングを始めたり、コグニサイズということで、認知症に対しては相当積極的にやってきましたけど、広報がまだ足りないかなというふうにも思います。
 東京都では認知症ポータルサイト「とうきょう認知症ナビ」というのを開設しています。
 ここでは、認知症の基礎知識、相談窓口、かかりつけ医、サポーター養成講座、さらには、市町村参加の行方不明者の認知症高齢者情報サイトで行方不明、身元不明情報をアップしています。
 そういうことで、県としても、認知症対策、広報としてポータルサイトの開設なんかも検討したらどうかなと思いますが、知事の所見をお伺いします。

 再質問への知事答弁
 この認知症の問題というのは、非常に重要な問題であると、私は認識しております。
 「人生100歳時代」という言い方をしておりますけれども、そういうふうな時代になればなるほど、高齢者の中で、認知症者がたくさんいるとですね、本当に、支えることも、一緒に共に暮らすことも、なかなか難しいだろうと。
 そういう中で、なるべく認知症にならないようにしていくということ、これは非常に大事なことなんだと、認知症における未病対策といったものは、非常に真剣に取り組まなければいけない、大きな重大な問題だと思っております。
 そして、今、御指摘いただいた、様々に、まだ、ほかのところと比べて遅れている部分がありますよという話もありました。
 この辺をしっかりとフォローしてですね、そういうことを言われないように、しっかりとがんばっていきたいと思っております。
 例えば、コグニサイズなんていうのは、全県展開を今しておりますけど、これは、おそらくどこよりも先に進んでいるものだというふうに認識しているところであります。
 いずれにしましても、認知症に関しては、やれることはどんどんやっていくと、広報も含めてしっかりとやっていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。

 要望
 ポータルサイトの開設をお願いしたんですが、是非、これからの課題という形で、よろしくお願いいたします。