高齢者の雇用の場の確保について
藤井 しんすけ 議員(横浜市神奈川区)
 質問要旨
 60歳代や70歳代は元気な者が多く、ボランティア活動など地域に貢献できる活動を希望する者もいるが、「まだまだ仕事がしたいのに働く場がない」、「これまでの経験を活かした、やりがいのある仕事がしたい」という声もよく聞く。今後は、70歳代位まではこうした地域貢献活動と合わせて、いきいきと働くことのできる雇用の場を確保することが重要である。
 70歳以上まで働ける県内企業の割合は、平成28年6月1日時点でまだ20.1%であり、これを引上げて高齢者の雇用の場を確保するためには、高齢者の体力に合った職務の創出や短時間勤務など柔軟な働き方ができる体制の整備を、企業に働きかける必要がある。

 そこで、人生100歳時代における、高齢者の雇用の場の確保について、知事が強いリーダーシップを発揮して県内企業に働きかけていくべきと考えるが、所見を伺いたい。


 知事答弁
 「人生100歳時代」において、意欲と能力のある高齢者が、年齢にかかわらず、いきいきと働くことのできる雇用の場を確保していくことが、大変重要です。
 しかしながら、神奈川労働局の昨年6月時点の調査によると、70歳以上まで働くことができる県内企業の割合は、2割程度にとどまっているのが現状です。
 こうした中で、高齢者雇用を促進するには、企業の理解が不可欠であるため、昨年6月に、私が神奈川労働局長と一緒に、経営者協会をはじめ5つの経済団体を訪問し 高齢者が働きやすい環境の整備などを要請したところです。
 また、高齢者が地域で活躍できる環境の整備を目的として、昨年9月に、経営者協会、商工会議所連合会、シルバー人材センター連合会など11団体に参加いただき、「神奈川県生涯現役促進協議会」を発足させました。
 この協議会では、現在、人手不足となっている介護事業所等に「訪問支援員」を派遣し、高齢者が、介護現場で資格が無くても活躍している事例等を紹介しながら、雇用の拡大を要請しています。
 あわせて、65歳以上の高齢者の就労支援などを強化するため、県の「シニア・ジョブスタイル・かながわ」に、「コンシェルジュ」を配置して、多様な活躍の場の相談に対応しています。
 来年度には、高齢者雇用を広く企業にアピールするため、新たにフォーラムを開催する予定です。
 このフォーラムにおいても、私から直接、企業の皆さんに、高齢者が能力を発揮して、みんなが笑顔で暮らせる明るい超高齢社会の実現を、強く働きかけていきたいと考えております。