「人材への投資」としての教育に関する支援について
 (3) インクルーシブ教育実践推進校で学ぶ生徒の進路支援について
煖エ みのる 議員(横浜市港南区)
 質問要旨
 県は、共生社会の実現に向け、全ての子どもが、できるだけ同じ場で、共に学び、共に育つことを目指す、インクルーシブ教育を推進しており、県立高校3校をインクルーシブ教育実践推進校のパイロット校に指定し、本年4月に合計31名の障がいのある生徒が入学した。入学した生徒たちが、日常的な高校生活を充実できるよう支援する必要があることは当然であるが、卒業後の就労や進学など、一人ひとりが希望する進路を実現し、将来、社会において活躍できるようにすることが非常に大切だと考える。
 
 そこで、パイロット校で学んだ、障がいのある生徒たちの円滑な社会接続に向け、パイロット校の取組に関する、県内の企業等の理解の促進について、どのように取り組んでいくのか、また、就労を含め、生徒たちが希望する進路を実現できるよう、キャリア教育に、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。


 教育長答弁
 はじめに、企業等の理解の促進についてです。障がいのある生徒たちが、将来、社会で活躍できるよう、卒業後の進路先となる、県内の企業や専門学校等に、本県のインクルーシブ教育を理解していただくことは、大変重要と認識しています。
 そのため、県教育委員会では、生徒がパイロット校に入学する前の、昨年秋から、ハローワークや、商工会議所、専修学校各種学校協会などを職員が訪問し、県の取組について、直接、ご説明してきました。
 今後も、例えば、ハローワークが主催する、企業の採用担当者を集めた会議等で、生徒たちの様子や、学習の状況をお伝えするなど、さらに理解を深めていただく取組を進めてまいります。
 次に、キャリア教育の取組です。各パイロット校には、今年度から、新たに、進路指導を担当する教員を配置しており、この教員が中心となって、キャリア教育を推進しています。
 例えば、パイロット校の一つである、厚木西高校では、「職業と生き方」という独自科目などを設け、社会で必要なマナーを身につける指導や、パソコンの資格取得を目的とした授業を、行っています。
 また、各パイロット校では、地域の企業などにご協力いただき、この7月から、生徒たちの職場見学や、インターンシップ等を実施し、体験的な学びを通して、就労等に必要な学習を進めていきます。すでに、足柄高校では、地域の特色を活かし、旅館やホテルのご理解のもと、その準備を進めているところです。
 県教育委員会では、こうした取組を継続して行うことで、パイロット校で学ぶ生徒たちの、円滑な社会接続が図られるよう、取り組んでまいります。