事前キャンプのレガシーとしての活用について
煖エ みのる 議員(横浜市港南区)
 質問要旨
 ラグビーワールドカップ2019まであと2年、東京2020大会まであと3年となった。県内でこのような最大規模の国際大会が2年連続開催されることは、またとない貴重な機会であり、開催してよかったと県民が思えるような、神奈川で開催した意義を、大会終了後にもしっかりと後世にレガシーとして伝えていくことが重要である。
 そのために注目しているのが、参加各国による事前キャンプや公認キャンプである。その本来の目的は、コンディション調整等だが、アスリートや関係者と地元の住民や県民が交流することができる絶好の機会であり、交流により各国への理解が深まり、交流が続くこととなれば、まさに心に残る出来事となり、立派なレガシーになると考える。

 そこで、ラグビーワールドカップや東京2020大会の事前キャンプ等の誘致をきっかけとして、県全体で大会後も交流が続くような取組についてどのように考えているか、所見を伺いたい。


 知事答弁
 ラグビーワールドカップの公認キャンプやオリ・パラに向けた事前キャンプは、国際交流を促進し、海外の文化等への理解を深める絶好の機会です。
 そこで、県では、より多くの国々の事前キャンプ等の誘致に力を注いでいます。
4月には、県ゆかりのアスリート、具志堅幸司さんと成田真由美さんに、オリ・パラの「事前キャンプアンバサダー」をお願いしました。
 今後は、お二人のご協力のもと、市町村とともに、一つでも多くの国を誘致していきます。
 また、県内で実施されている様々な国との交流を、多くの県民に知ってもらう取組を進めています。
 例えば、庁舎公開や市町村の実施するイベント等を通じ、事前キャンプを行う国々の歴史や文化や、市町の実施する交流事業などを紹介してきました。
 今後は、「かなチャンTV」などの広報媒体を活用することで、交流事業の情報を、より親しみやすい形で、継続的に発信していきます。
 一方、事前キャンプ等を通じた交流を県全域に拡大していくための取組を進めることも重要です。
 例えば、平塚市でキャンプを行うリトアニア共和国は、産業や文化等幅広い分野で、他の地域との交流を図りたいという意向を持っています。これが実現すれば、大会以降、平塚市を中心に複数の市町村に交流の輪が広がることも大いに期待できます。
 このように、ひとつの地域で始まった事前キャンプ等の交流を、県全域に波及させていく新たな方策について、県と県内全市町村で構成する「事前キャンプ誘致等委員会」で検討していきます。
 県としては、こうした取組を積極的に進めることで、事前キャンプ等で広げた交流の成果を大会以降のレガシーとして継承してまいります。