今後の保健医療施策の展開について
 (3) 循環器呼吸器病センターの今後のあり方について
煖エ みのる 議員(横浜市港南区)
 質問要旨
 循環器呼吸器病センターは、長い歴史を持つ病院であるが、時代の経過とともに結核患者が減少する一方、高齢化に伴って、高度な手術を必要とする患者や、糖尿病などの並存疾患を持つ患者が増加するなど、疾患構造が大きく変化してきており、伝統と歴史を生かしながら、新たな医療体制の構築に向けて考える時期である。
 今後の病院のあり方について病院機構が検討を行っていることは承知しているが、循環器病の治療体制の向上や予防を目指す基本法の整備に向けた議論が行われるなど、循環器病を取り巻く状況を踏まえて新たなビジョンを描いていただきたい。

 そこで、循環器呼吸器病センターのあり方を検討する上で、どのような課題認識を持っているのか、また、この検討を今後どのように進めていくのか、所見を伺いたい。


 知事答弁
 まず、循環器、呼吸器疾患を取り巻く状況ですが、がんと同様に、高齢化に伴う併存疾患への対応や、治療後の社会復帰が課題となっています。
 また、ゲノム医療などの最先端医療の研究も進み、今後はさらに患者ひとり一人の症状に対応した医療の提供が求められます。
 循環器呼吸器病センターは、循環器と呼吸器の高度専門医療を提供するとともに、県内有数の結核病院として、大きな役割を果たしてきました。
 近年は、間質性肺炎や心房細動などの専門チームを立ち上げ、患者のニーズに対応した医療を提供しています。
 一方、施設面では、病棟建築から30年以上が経過し、建物の老朽化という課題があります。
 また、循環器疾患では、近隣地域に大規模病院の整備が進み、医療機能が重複していることや、肺がんについて、がんセンターとの連携強化が求められるなど、その機能や役割について改めて検討が必要です。
 そこで、県は病院機構に循環器呼吸器病センターのあり方の検討を指示し、病院機構は、一昨年、病院の職員による検討を行い、昨年は病院機構の幹部職員も加わって、現状分析などを行ってきました。
 今後は、病院の機能や役割について、より検討を深めるため、外部の有識者や県も入った検討会を立ち上げます。
 循環器呼吸器病センターが、今後も医療を取り巻く状況の変化に的確に対応していけるよう、病院機構と共に、将来に向けたビジョンをしっかりと検討してまいります。