「人生100歳時代」に向けた取組について
佐々木 正行 議員(相模原市)
 質問要旨
 急速に高齢化が進み、これまで現役世代が高齢者を支えるという社会の姿自体も成り立たなくなっていると感じている。このような状況の中、国によるセーフティネットの見直しも期待するところだが、県でも、すべての県民一人ひとりが人生100歳時代の設計図を描き、自分らしく人と人とのつながりを大切に、生き生きと暮らしていけるよう支援していくことが大切である。

 そこで、県では、平成29年度を基盤づくりの年と位置づけ、大学や企業、NPOなどの多くの力を結集させながら、県民が、生涯を生き生きと暮らせる社会づくりを進めていくと聞いているが、人生100歳時代かながわ実現会議(仮称)の設置、普及啓発のためのフォーラムの開催などを通して、今後、人生100歳時代に向けて、具体的にどう取り組んでいくのか、所見を伺いたい。


 知事答弁
 人生100歳時代の取組みについては、昨年度を議論の年と位置づけ、対話の広場や県内大学の学長との意見交換など、様々な機会を通じて問題提起し、幅広く議論を巻き起こしてきました。
 そうした中で、多くの方々から、意欲ある高齢者が、学び直し、社会参加や仕事を通じて活躍できるしくみづくりや幅広い世代が交流できる地域社会づくりの重要性などの意見をいただきました。
 こうした人生100歳時代に対応した社会づくりを進めていくためには、県だけでなく、市町村や大学、企業、NPOなどの多様な主体が連携することが不可欠です。
 そこで、シニア世代の活躍などに関わる様々な主体が協働して取組みを進めていくためのネットワーク、仮称ですが、人生100歳時代かながわ実現会議を、6月中に立ち上げます。
 このネットワークは、市町村や大学などと連携して、意欲ある高齢者の学びの機会を拡大し、仕事や社会参加につなげるしくみづくりを進めます。
 そして、例えば、学び直しによりスキルを身につけた高齢者が、子どもの学習支援活動に積極的に関わるなど、地域の中で高齢者の活躍の場を広げ、多世代交流により、地域の活力を高めるモデルづくりにも取り組みます。
 また、現役世代や若い世代から意識を持ってもらうことが重要であることから、企業の社員が地域社会に参加することを促進するほか、地域ワークショップの開催を通じた、高校生や大学生などへの意識啓発にも努めていきます。
こうした取組みを通じて、ネットワークをさらに広げ、様々な主体の力を結集しながら、 県民一人ひとりが生き生きと暮らせる人生100歳時代の社会づくりを進めてまいります。

 再質問
貧困のために生活に苦しんでいる、学びだとか、地域交流の余裕のない方もいらっしゃるわけであります。
 そういう方々に対して、どのように人生100歳時代の設計図を描かせていこうとするのか、そういう方々も含めた社会づくり、県民一人ひとりに生きるそういうマルチステージを与えていかなければいけない。その件について、再度、どのようにお考えなのか伺いいたします。

 知事答弁
 我々が目指す社会はどういう社会か。みんなが、このスマイルでいるような社会という中ですね、こうやってその困窮にある人たちに対して、じゃあどうすればその人たちにスマイルを呼び戻すことができるのかといったこと、これは、みんなで、地域で、その連携の中で支え合っていく、そういったことが大切なのではないかなということであります。
 そういったこの機運を醸成していくということ、また、コミュニティを復活させていくということ、様々なことをですね、スマイルかながわという大きな方向性の中で、みんなが豊かな人生の中の、人生100歳時代を目指していきたい、そのように考えているところであります。