保育補助者の積極的な活用について
亀井 たかつぐ 議員(横須賀市)
 質問要旨
 保育士不足の背景には、低賃金といった処遇面の課題のほかにも、多忙な職場環境に対する不満から仕事を辞めてしまう、あるいは、資格をとっても就職しないといった状況がある。このような状況を改善するためには、保育の現場でも「働き方改革」が必要と考える。保育士以外の者でも対応可能な業務を担う「保育補助者」の活用が広がれば、保育士の負担軽減が図られ、保育士の確保に繋がると考える。
 
 また、この「保育補助者」に、元気で働く意欲のあるシルバー層を積極的に採用すれば、生きがいづくりや、生涯現役の実現、地域社会への貢献になり、「人生100歳時代」における取組にも大いに寄与するものと考える。  そこで、待機児童解消の実現に向け、保育士の確保や定着を図るためには、保育士の負担を軽減する「保育補助者」の積極的な活用を図るべきと考えるが、所見を伺いたい。


 知事答弁
 待機児童ゼロを実現するためには、保育士の確保は必要不可欠です。
 そこで、県はこれまで、県独自の地域限定保育士試験を実施して、保育士資格の取得と、県内での就労を促進するほか、保育士・保育所支援センターによる潜在保育士の復職支援にも取り組んできました。
 そうした中、県が実施した「保育士実態調査」では、「職場に改善して欲しいこと」として、「職員数の増員」と「事務・雑務の軽減」が上位を占め、保育現場における多忙感や負担の大きさが明らかになっています。
 具体的には、保育現場では、遊具の準備や、給食の配膳・後片付けなど、必ずしも専門的な知識や技術を必要としない業務もあります。
 それらの業務を保育補助者に担ってもらえれば、保育士の負担を減らすことができ、意欲向上や離職防止にも効果があります。
 一方、保育現場には、「何の研修も受けていない者が保育に携わるのは不安だ」という声もあります。
 そこで、今後、「子育て支援員研修」の仕組みを活用して保育補助者に2日程度の受講を促し、基礎的知識を学んでもらうことで、補助者の質を確保し、保育現場の不安を軽減します。
 さらに、保育士・保育所支援センターを通じて、研修を修了した保育補助者の就職をあっせんするなど、現場への保育補助者導入を促進します。
人材が不足する保育現場は、育児経験のある方はもとより、「人生100歳時代」を迎えた今、生きがいを求める高齢者にとっても、活躍できる場の一つです。
 そこで、こうした高齢者への働きかけも含め、保育補助者の活用を進めることで、保育士確保を図り、待機児童の解消を実現してまいります。