自転車を活用した観光振興について
鈴木 ひでし 議員(横浜市鶴見区)
 質問要旨
 自転車は、近場のエリアを周遊する場合、非常に優れた手段であり、日常の利用に留めるのではなく、自転車を活用して湘南海岸の観光周遊ルートを開発することを提案する。
 現在、国道134号の鎌倉から大磯までの区間には、自転車が通行できる歩道がある。湘南の海岸沿いを、富士山を眺めながら走るサイクリングは有効な観光資源である。
 この地域で、自転車を活用した観光ルートを開発し、全国に向けて発信すれば、新たな人の流れができると考える。残念なことに、この区間では、レンタサイクルの事業を、民間事業者や地元の観光協会などがそれぞれ展開し、使い勝手が悪いため、観光客が利用しにくい。
 
 そこで、国道134号を活用して、湘南海岸に多くの観光客を呼び込むため、地元市町や民間事業者を巻き込みながら、自転車の広域的な利用ができる仕組みづくりを進めることが必要だと考えるが、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。


 知事答弁
 国道134号は、湘南海岸沿いを東西に走る道路で、西に向かえば、海越しに外国人にも人気が高い富士山の雄姿を眺めることができる景観に優れた路線です。
 この134号の鎌倉から大磯までの区間は、車道だけではなく、自転車が通行することが可能な歩道もあり、湘南海岸の風を受けながら、多くの方がサイクリングを楽しんでいます。
 一方で、遠方から訪れる観光客は、レンタサイクルを利用していますが、現在、134号沿いの地域では、個別のレンタサイクル事業者が事業を行っているため、広域のサイクリングを楽しみたくても、気軽に乗捨てができる仕組みがありません。
 そうした中、最近、全国各地では、広域のエリアで自転車を利用できる仕組みとして、複数の駐輪場に自転車を配備し、アプリを使って借りられる、いわゆる「自転車シェアリング事業」が広がりつつあります。
 本県においても、横浜市の「みなとみらい」や関内地区、また、県西地域の1市3町の区域において、「自転車シェアリング事業」が既に始まっています。
 そこで、こうした仕組みを、国道134号の沿線地域においても展開することで、湘南海岸の観光地としての魅力をさらに高めていくことができると考えます。
 一方、その導入に向けては、自転車利用上の安全性の確保、既存のレンタサイクル事業者との調整、経費の負担のあり方といった課題があります。
 そこで、まずは、県が国道134号沿線の市町や地元観光協会などに呼びかけて、仮称ですが「湘南地域/自転車観光/推進協議会」といった体制を作り、事業の実現可能性や具体的な実施方法などについて検討を進めてまいります。

 要望
 鎌倉から大磯まで、実質的に歩く方との整合性をどうするんだという問題があると思います。
 大磯から小田原等々については自転車では難しいものがあるという中で、広域行政として県が横串となり、具体的に全体を集めていただいてひとつの事業を立ち上げていただきたいという思いがあります。
 これから協議会等で道路の問題やハードの問題が全部出てくるはずです。ぜひ、広域行政の立場として支援を願いたい。