障がい者スポーツの推進について
鈴木 ひでし 議員(横浜市鶴見区)
 質問要旨
 障がい者スポーツは、健常者のスポーツに比べると、参加する人も観戦する人も少ない。
 今後、障がい者スポーツを発展、普及させるためには、推進する仕組みをしっかりと構築していくことが不可欠である。
 まず必要なのは、県内の障がい者スポーツの中心となる団体の設立である。
 もう一つは、障がい者スポーツの競技者の拡大である。
 県では、昨年度からパラリンピック競技の体験会「パラスポーツトライアル」を開始したが、障がい者が様々なスポーツに触れる機会を、引き続き設けることが必要である。そして、パラリンピックに出場するようなアスリート育成につなげられたら素晴らしいことだと考える。
 
 そこで、障がい者スポーツを推進していくために、県内の障がい者スポーツの中心となる団体が設立されることが必要であると考えるが、所見を伺いたい。また、障がい者アスリートの発掘・育成について、今後、どのように取り組んでいくのか、併せて所見を伺いたい。


 知事答弁
 まず、障がい者スポーツの中心となる団体の設置についてです。
 本県の障がい者スポーツの推進に当たっては、「県身体障害者連合会」が各種大会開催等の一端を担っているほか、障がい毎、競技毎の団体が、単独で選手の育成・強化を実施するなど、必ずしもまとまった動きになっていないのが現状です。
 一方、全国を見ると、様々な障がい者団体が連携して「障がい者スポーツ協会」を設立し、普及・啓発から、アスリートの発掘・育成までの一貫した活動を進めている例も少なくありません。
 県としては、2020年の東京大会を契機に、県内の障がい者スポーツをしっかりと推進していくため、その中心となる団体を設立することも、重要な検討課題と認識しています。そして、そのための取組は、当事者である障がい者団体等により、主体的に進められる必要があります。
 そこで、県では、まず、それらの団体に呼び掛け、年内を目途に、推進団体の意義や、あり方等を協議する場を設け、団体設立に向けた具体的な取組を促進していきます。
 次に、障がい者アスリートの発掘・育成についてです。
 県では、障がい者が自分の興味や能力に応じたスポーツを見つけることができるよう、様々なスポーツを体験することができる「パラスポーツトライアル」等のイベントを開催してきました。
 今後は、こうした取組に加えて、「より本格的にスポーツを続けたい」という意欲を持つ方を発掘し、育成・強化につなげていく取組も進めていきます。
 具体的には、まず、「トライアル」の会場にスポーツ団体と連携した相談コーナーを設け、意欲ある障がい者とスポーツ団体とのマッチングを進めます。
 また、総合型地域スポーツクラブに、障がい者スポーツ種目の採用や、競技団体との連携を働きかけていくことで、より広い地域から未来のアスリートを発掘できるように努めていきます。
 県としては、こうした取組を積極的に進めることで、2020年以降を見据えた障がい者スポーツの一層の推進に努めてまいります。