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重粒子線がん治療に関する研究と人材育成の取り組みについて

訪問日付:平成25年12月25日
場所:群馬大学重粒子線医学センター

外重粒子線がん治療に関する研究と人材育成の取り組みについて

群馬大学重粒子線医学センター教授大野達也氏より説明をいただいた。

重粒子線治療の利点の特徴は、
(1)がん病巣に集中して照射が出来る。
(2) 一般の放射線が効きにくいがんにも効く。
(3)短期間で治療できる。

との事で、当初治療対象のほとんどが泌尿器系がんであったが、苦痛が少なく、早期に社会復帰が望めることなどが広く認知され、現在では他の部位のがんにも成果を上げている。
 地元群馬を始め、関東近県から沖縄まで広く患者に門戸を開けている。

重粒子線治療は、重粒子線(炭素イオン)を、光のおよそ70%のスピードに加速して照射し、体の深部のがんに強いダメージを与え、 メスを使うことなく痛みを伴わずに、体内のがんを治療する仕組みです。

群馬大学重粒子線医学研究センター 概略

平成 17年6月1日に、群馬大学において、放射線生物学及び臨床研究に基づく重粒子線治療法の高度化とその実現のために必要とされる治療技術の開発を目指し、重粒子線医学全般に係わる研究を円滑に推進するため、群馬大学重粒子線医学研究センターが設立された。
重粒子線放射施設はその後、平成 22年3月より治療を開始している。
当初 5名であった重粒子線治療患者は、平成25年11月末で累計968名となっている。

※重粒子線

放射線は、空間や物質中を波や粒子の形で伝わり、物質にエネルギーを与える。放射線の中で電子より重いものを粒子線、ヘリウムイオンよりも重いものを特に「重粒子線」と呼びます。現在では、炭素イオンが重粒子線治療に使用されている。