公明党神奈川県議団

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さがみロボット産業特区と横須賀リサーチパークとの連携について

亀井 たかつぐ議員(横須賀市)

質問要旨

横須賀リサーチパーク、通称YRPは、東京湾を望む横須賀市の丘陵地に電波情報通信技術に特化した研究開発拠点として整備された研究都市で、情報通信分野を専門とする唯一の公的研究機関・独立行政法人情報通信研究機構NICTのワイヤレスネットワーク研究所があるほか、多くの研究機関・企業・大学研究室等が集まっている。

「さがみロボット産業特区」の取組を進めるにあたり、YRPと連携することで、生活支援ロボットの研究開発が円滑に進むと期待され、性能がより優れた生活支援ロボットの実用化につながると考えられる。

そこで、「さがみロボット産業特区」の取組を進めるにあたり、YRPと積極的に連携を図ることが有効であると考えるが、具体的にどう取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

「さがみロボット産業特区」は、さがみ縦貫道路沿線等の9市2町を対象区域として取組を進めていますが、その経済効果を全県に波及させていくことが重要です。そのためには、区域を越えた連携に積極的に取り組んでいく必要があります。
「さがみ」で実用化を目指す生活支援ロボットは、様々な技術の集合体です。特に、災害対応ロボットや高齢者見守りロボット等の開発においては、電波情報通信技術が欠かせません。
その観点から、私は、特区指定の審査におけるプレゼンテーション等でも、この分野の先端的研究開発拠点であるYRPとの連携を強くアピールしてきたところです。
こうした中、YRPや横須賀市からも、「さがみロボット産業特区」との連携のお話がありました。
互いに大きなメリットを期待できることから、YRP研究開発推進協会と横須賀市には、オブザーバーとして、特区の地域協議会及びその下部組織である実証実験推進部会に参加していただくこととしました。
今後は、YRPが長年培ってきた技術やノウハウを活かし、一体となって、これまで使用が制限されていた周波数帯の電波を用いた、被災者を探すロボットの実証実験などを、年度内に実施できるよう努めてまいります。
また、「さがみ」に立地する企業とYRPの企業との共同開発も促進します。そして、高齢者の外出サポートや、緊急時の遠隔操作による診断システムなどの開発にも弾みをつけていきます。
更に、こうした連携を広く内外にアピールしていくことで、企業の一層の立地促進を図り、それぞれの地域の産業振興につなげていきます。
「さがみロボット産業特区」とYRPとの連携を積極的に進めることで、特区の効果を三浦半島はじめ全県に波及させ、県経済のエンジンを力強く回してまいります。