公明党神奈川県議団

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三浦半島地域の活性化に資する高速道路ネットワークの整備・活用について

亀井 たかつぐ議員(横須賀市)

質問要旨

三浦半島地域では、人口減少が進んでおり、事業所の立地や企業進出が思うように伸びていないが、県内では、平成26年度に全線開通するさがみ縦貫道路や、新東名高速道路などの高速道路の整備が着実に進められ、沿線地域では、企業立地なども進んでおり、こうした効果を三浦半島地域にも行きとどくようにすべきと考える。

東名高速やさがみ縦貫道路などとの連携を強化し、三浦半島が全国とより強くつながるためにも、高速道路の整備は大変重要であり、また、高速道路へのアクセス向上のためには、スマートICなどの設置も有効である。

そこで、三浦半島地域の活性化に資する、高速道路ネットワーク整備についてどのように取り組んでいくのか伺うとともに、通行料金が割高な横浜横須賀道路をはじめ、既存の高速道路ネットワークをより利用しやすくする取り組みについて、併せて伺いたい。

知事答弁

三浦半島地域は、東京や横浜に近く、自然環境が豊かで、歴史的遺産など観光資源も豊富です。また、研究機関なども多く立地しています。
しかし、三浦半島の高速道路は、横浜横須賀道路のみであり、接続する保土ヶ谷バイパスは、交通渋滞が激しいため、東名高速道路から三浦半島に行きづらく、この地域が持つポテンシャルが十分に生かされていません。
こうした中、県の中央部では、東名高速道路などと連絡する、さがみ縦貫道路の、平成26年度の全線開通が近づいています。これらの道路と横浜横須賀道路を結ぶ、横浜湘南道路を早期に整備することが、三浦半島の活性化のために重要です。
この横浜湘南道路は、これまで国の直轄事業で、工事が進められてきましたが、さらなる、スピードアップを図るため、私自ら国へ要望した結果、この6月には、東日本高速道路株式会社が、事業に加わることが認められました。
これにより、一層の事業促進が期待されます。
また、横浜横須賀道路は、高速道路の標準的な料金である1キロメートル当たり、24.6円と比べ、43円と割高です。
せっかく造った高速道路が有効に使われるために、県は、利用しやすい料金となるよう、様々な機会を捉え、国等に働きかけています。
昨日も、東日本高速道路株式会社の社長にお会いして、料金低減を要望したところです。
さらに、横須賀パーキングエリアでは、スマートインターチェンジが計画されています。防災機能の向上や、地域活性化などが期待できることから、県は、横須賀市が設置した検討の場に参画し、実現に向けて、技術的な支援を行っています。

県としては、三浦半島地域の発展のためにも、高速道路ネットワークの整備促進と、その有効活用に、引き続き、積極的に取り組んでまいります。