公明党神奈川県議団

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新たな職員採用の実施について

亀井 たかつぐ 議員(横須賀市)

質問要旨

平成11年度から採用抑制などを実施してきた結果、30代の職員が大幅に少なく、職員の年齢構成が大変いびつである。この状況を放置すれば、次の世代を担う職員の不足から、今後の行政運営に支障をきたし、結果的に県民サービスの低下につながることを危惧している。
また、学卒者の減少傾向や景気が回復傾向にある中で、民間企業の採用意欲が高まってきており、優秀な人材の確保が一層厳しくなる。?種試験を含めた県職員の選考方法の抜本的見直しについて、中途採用や、有資格者の採用を実施することは承知しているが、県として、優秀な人材を相当数確保していくためには、民間企業志望者も含め、より多くの方々に受験してもらう必要がある。

そこで、現在の?種試験の見直しだけでなく、今年度、初めて実施する一般事務職の経験者採用の拡充などを含め、新たな枠組みの試験を実施していく必要があると考えるが、所見を伺いたい。

知事答弁

現在、ヘルスケア・ニューフロンティアの推進や、東京オリンピック・パラリンピックへの対応など、これまでにない新たな課題が山積しています。
こうした課題に対応するために、意欲と、向上心にあふれた職員を採用し、育成することが重要です。
そうした中にあって、現在の知事部局の一般事務職は、40代、50代はともに約1,300人となっているのに対し、30代は約600人であり、他の年代と比較して大幅に少なくなっています。
そこで、こうした職員構成を是正し、意欲があり即戦力で活躍できる職員を確保するため、今年の9月に、社会人経験11年以上の方を対象とした中途採用試験を、初めて実施いたします。
この中途採用については、今回の応募状況を見極めたうえで、年齢構成の是正を図るため、当面、今年度の20人を上回る規模で、来年度以降も実施してまいります。
また、新たな枠組みでの採用試験制度の導入についてですが、見直しの第一歩として、救急救命士の資格を有する方を対象とする試験や、TOEIC(トーイック)などの外部の英語試験の結果を活用した試験を、この9月に実施します。
さらに、民間企業志望者も含めて、より多くの方に受験していただき、多彩な人材が発掘できるよう、教養試験・専門試験の見直しや、資格、大学等での活動に着目した人物重視の試験の導入を検討しています。
今後、こうした試験制度の抜本的見直しが27年度に着実に実施できるよう、人事委員会と連携し取り組んでまいります。