公明党神奈川県議団

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長寿社会への対応について(3)健康寿命日本一を目指す「食」の取組について

赤井 かずのり 議員 (平塚市)

質問要旨

「食」は人間の生命の基本であり、全ての世代に渡る、健康づくりのための最も重要なものである。本県でも「医食農同源」の考え方で「食」への取組を進めているが、いかに本人が食習慣改善の必要性を自覚し、行動するかが重要となる。
これは、全国的な課題でもあるため、国や他県においても、食に関する新たな取 組が検討、実施されている。福井県の「健康美食」の認証制度や、国も健康・医療戦略の中で、日本人の長寿を支える健康な食事の基準とそれを表すマークを公表しているが、本県でも、より一層の「食」にかかわる取組の充実が必要となる。

そこで、健康寿命日本一を目指す取組の中で、最も重要である「食」に関する取組について、県民の食習慣の改善などにつながる効果的な取組や、積極的な普及啓発策が必要と考えるが、県としてどのように進めていこうと考えているのか、所見を伺いたい。

知事答弁

「食」は、いのちの源であり、運動や社会参加と並んで、未病を治し、健康寿命日本一を達成するための基本となるものです。
そこで県では、生活習慣病などを改善し、若い人も高齢者も元気で健康に暮らせるよう、「医食農同源」をテーマに、食生活の改善につながる取組みを進めています。
具体的には、保健福祉大学において、学生サークルが料理研究家と協働して、県産農産物等を活用した生活習慣病予防に役立つメニューの開発をしました。
また、栄養指導と、健康を維持、増進する作用が期待される機能性を持つ農林水産物の普及啓発を行う「栄養ケアステーション」を大学内や、県内スーパーマーケットに開設しています。
来年 4月から国でも、日本人の長寿を支える「健康な食事」の基準や普及マークの運用を開始する予定となっています。
これらを、県内スーパーマーケット等で構成する「神奈川・食育を進める会」などと連携しながら、県民の皆さんへ普及していきます。
さらに、漢方の考えに基づき、パソコンやスマートフォンで気軽に、体質チェックができる「未病チェックシート」を開発し、この結果を基に、体質に適した食材情報を提供しています。
県西地域活性化プロジェクトでは、この「未病チェックシート」を使い、温泉施設 やホテルなどで、「未病を治す」食事を提供するモデル事業を実施しています。
今後も、健康寿命日本一の達成に向け、市町村・企業・団体とも連携し、食に関する取組みを推進してまいります。