公明党神奈川県議団

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新教育委員会制度について

亀井 たかつぐ 議員 (横須賀市)

質問要旨

昨年6月に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が改正され、従来の教育委員長と教育長を一本化し、新たな教育長を置くこととしたことや、教育委員会による教育長のチェック機能を強化したことに加え、首長と教育委員会が連携・協力して当該地方公共団体の教育行政を進めていくための新たな仕組みが整った。

「教育大綱」の策定や「総合教育会議」での協議・調整を通じて、首長は、住民の意向をより一層教育行政に反映するとともに、福祉・雇用・地域振興など他の行政分野との連携により、充実した形で教育行政を推進することが期待されている。


そこで、新たな「教育委員会制度」に基づき「かながわ教育大綱(案)」が示されたところであるが、改めて、知事の教育に対する考え方を伺う。また、今後、教育委員会とどのように連携・協力し、それを実現しようと考えているのか、併せて所見を伺いたい。

知事答弁

まず、教育に対する私の考え方です。

私は、知事就任以来「いのち」に徹底的にこだわってきました。この思いは教育についても同じであり、「いのち」を大切にする心を育む教育が何よりも重要と考えています。

また、本県の子どもの学力は、全国調査の結果、基礎的、基本的な学力に課題があることから、「確かな学力」の向上を図ることも大切です。

さらに、食・運動・社会参加が習慣づいていない子どもが増えていることから、子どものうちから未病対策を始めなければならないと感じています。

地域においても、学校を地域の核として、社会参加や貢献の機会を充実し、地域の絆を強める取組みも必要だと考えます。

こうした、私の教育に対する考えを、今回、「かながわ教育大綱」の案としてとりまとめ、先日、第1回総合教育会議を開催し、教育委員の皆様と議論をいたしました。

教育委員の皆様には、この私の考え方、教育を総合的に見て行くという視点に、ご理解と賛同をいただくことができました。

さらに、「社会で求められる多様な人間を育てることに意を用いてほしい」、「生活に困窮する子どもの就学支援は大切である」、「子どもたちの『こころ』に配慮した教育を推進することが重要」など委員の思いをお聞きしました。

これらの思いもしっかり受け止めながら、私と教育委員の皆様とで「かながわ教育大綱」をつくりあげていきたいと考えています。

そして、子どもたちが社会の大きな変化の中で直面する課題について、従来の枠にとらわれない広い視野で、私と教育委員会が総合教育会議の場で議論を重ね、一体となって特色ある神奈川の教育を実現してまいります。