公明党神奈川県議団

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健康団地版「未病センター」構想について

亀井 たかつぐ 議員 (横須賀市)

質問要旨

本県では高度経済成長期に建設された郊外部の大規模な住宅団地が多く、住民の高齢化が一斉に進んでいる。

このような住宅団地の1つでもある県営住宅では、団地住民が主体となり、空き住戸を活用して、健康団地の取組を進めている。

この健康団地における高齢者が元気に生活を送れるような取組は、「未病を治す」取組のひとつでもあり、健康団地版未病センターとも呼ぶべきものである。


そこで、県営住宅における住民主体の健康団地づくりにおいても、未病を治す取組が広がっていくよう、県としても積極的に支援していくべきであり、未病センターの考え方を取り入れながら、健康団地版未病センターともいうべき取組を進めるとともに、県営住宅にとどまることなく、県内全域で推し進めていく必要があると思うが、所見を伺いたい。

知事答弁

健康寿命を延伸し、高齢になっても元気でいきいきと生活するためには、「未病を治す」食・運動・社会参加の取組を自主的・継続的に行うことが重要です。

このため、県では、気軽に健康チェックができ、食や運動などライフスタイル改善のアドバイスが受けられる「未病センター」第一号を、今月20日に小田原市内にオープンしたところです。

一方、県営住宅においても、高齢者が健康で安心して住み続けられる健康団地への再生を進めており、今年3月には、「未病を治す」取組を十分に反映させ、「神奈川県県営団地再生計画」を策定しました。

この計画の中で、住民が主体となった健康づくり情報の発信や、歯科医師会の協力による口腔ケア相談会の実施など、「未病を治す」趣旨に沿った、健康団地づくりの取組も始めています。

さらに、県では、今回の補正予算案で提案しておりますが、お口の健口体操や認知症予防のコグニサイズなどの実技とともに、未病について学び普及する「未病サポーター」養成研修を行うこととしています。

県営住宅においても、住民のニーズを把握した上で、こうした取組を進めてまいります。

また、県立保健福祉大学では、昨年度からスーパーマーケットを中心に栄養ケアステーションを開設し、管理栄養士による食事バランスのチェックやアドバイスを実施していますが、今年度は、県営住宅でもこのような相談を行ってまいります。

今後とも、関係団体、大学等と連携・協力しながら、健康団地版「未病センター」ともいうべき取組を進めるため、積極的な支援を行ってまいります。

さらに、このような未病を治す取組も含めた健康団地の事例や、関係団体との連携などに関するノウハウを、市町村等に情報提供していくことで、県営団地以外の住宅団地への普及に努めてまいります。

要望

何点か要望を申し上げたいと思います。

まず、健康団地版未病センター構想についてです。

私は知事と同じで、1番ニーズの高いところに未病センターを設置すべきだと思う。

健康団地のような、高齢化率も高くて、本当に健康寿命を延ばすというところに、ピンポイントにそこで攻めたほうがよいという地域に、未病センターを置いたほうがよいと思う。そうすれば、高齢者の方々の健康もしっかりと向上していくと思う。

そして、先ほど知事のおっしゃっていた、子供の未病についてです。

これも、駅前であるよりは、健康団地とか、団地の中の子供さんたち、若しくは団地の周りの子どもさんたちの未病ということを考えると、健康団地版の未病センターは絶対に必要だと思う。

先ほど、知事がおっしゃっていた保健福祉大学の栄養ケアステーションが来れば、そこで栄養ケアもできますし、管理栄養士の方々の指導も受けられますから、コンビニの弁当が多くなったとか、ジャンクフードをたくさん食べているということも、子どもさんの健康に影響を及ぼしているところもあると聞いているが、その辺の指導も徹底できると思いますので、ぜひ早期に実行していただきたい。