公明党神奈川県議団

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マグネット・カルチャー「マグカル」の認知度向上について

佐々木 正行 議員(相模原市)

質問要旨

ミュージカル「ヘッズアップ」が制作・上演され全国紙でも絶賛されたところである。

しかし、「ヘッズアップ」が、今年度のマグカルの「いち押し」の公演だったことをどのくらいの人が承知していたか、また、「マグカル・ドット・ネット」は、県内の芸術文化コンテンツを掲載しているが、閲覧数が大変少いことから、「マグカル」が県の文化施策であることやその意義について県民への周知が十分であるとは思えない。


そこで、国内外に神奈川の文化芸術の魅力を打ち出す絶好の機会となるラグビーワールドカップ2019日本大会や、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を目前に控え、文化プログラムのコンテンツの充実はもとより、県内文化施策に対する機運醸成のため、「マグカル」のさらなる認知度向上を図っていく必要があると考えるが、所見を伺いたい。

知事答弁

これまでの県の文化施策に、街の賑わいづくりを加えたマグカルの取組みは、文化芸術の潜在力を活かして、横浜・神奈川をブロードウェイのようにしたいという私の思いから始まりました。例えば、神奈川に来なければ見られない魅力的な公演を実施し、全国から足を運んでもらう、また、優れた作品に出演したいと思う人材が集まってくる、そのような流れを作りたいと考えていました。

実際に、マグカル事業の創作ミュージカルとしてKAATで制作・上演された「HEADS UP」は、大変好評で東京公演を求める声も上がったと聞いており、マグカル事業の本格始動にふさわしい作品だったと考えています。

ラグビーワールドカップ2019、それに続く東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催は、国内外から多くの方に神奈川に来ていただき、神奈川の文化を知っていただく絶好のチャンスです。

そこで、このチャンスを活かし、マグカルの認知度を向上させるためには、まず、どのような作品がいつ頃、どこで上演されるのか、イメージを示し、期待感を醸成していかなければなりません。このため、このたび、国の地方創生の交付金を使い、補正予算を計上し、マグカルの集中広報を行うことにしました。

マグカルの広報については、これまでは様々なジャンルのイベントを個別にPRしてきたところですが、結果として総花的になり「マグカルとはこれだ」という確固としたイメージが打ち出せていなかったのではないかと考えております。そこで、「ミュージカルの神奈川」というようにマグカルのブランドイメージを明確化した上で、デジタルサイネージと呼ばれる、屋外や電車内で動画などを流す方法でPRしていくほか、現在のポータルサイト「マグカル/ドットネット」のトップページも一新して、強力にアピールできるように改修を行ってまいります。こうしたことにより、「マグカル」の認知度アップを図りながら、国際観光戦略と一体となって、世界の人々をひきつけてまいりたいと思っております。