公明党神奈川県議団

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県立体育センターの再整備について

小野寺 慎一郎 議員(横浜市旭区)

質問要旨

体育センターの再整備については、本県の競技団体からも期待の声が寄せられ、ウエイトリフティング協会からは、県内で唯一の練習場があるものの、そのスペースが極めて手狭であるため、強化練習や合宿が行えず、他県で行わざるを得ないと聞いている。

こうした声は、ウエイトリフティングのような比較的競技人口の少ない団体や、障害者スポーツの団体など、現状でも活動場所が限られている競技団体から、多く寄せられているのではないかと思う。

「神奈川生まれ、神奈川育ち」のアスリートを育成していくという観点からも、他県に練習場所や合宿場所を求めざるを得ない状況を解消することを視野に入れて、再整備の取組を進めていくべきである。


そこで、体育センターの再整備について、練習や大会の場所の確保に苦労している比較的競技人口が少ないスポーツや障害者スポーツの競技への配慮について、どのように考えているのか、所見を伺いたい。

教育長答弁

体育センターの再整備にあたっては、県と市町村の役割分担を踏まえ、県大会などが開催できる広域的機能や、市町村では難しい競技施設の整備といった専門的な機能の充実に重点を置いて、検討を進めてきました。

このうち専門的な機能については、競技人口が少ないスポーツや障害者スポーツの推進に向けた施設整備を、県の役割として充実してまいりたいと考えています。

そこで、県教育委員会では、お話のウエイトリフティングやフェンシング、ボクシングについて、一定規模の独立した練習場を整備するなど、競技者が本格的にトレーニングできる環境を整備する方向で検討しています。

また、これら3つのスポーツの練習場を可動式の間仕切りで区切り、これを取り払うことで、それぞれの競技スペースを広げたり、観戦できる場を確保するなど、競技大会の運営も可能となるよう、工夫してまいります。

併せて、障害者スポーツの拠点をめざして、新たなスポーツアリーナを整備し、車椅子競技なども安心して行える規模を確保するなどの配慮をしてまいります。

さらに、新たな宿泊棟では、車椅子の方も快適に過ごせる、全室バリアフリーの仕様とすることで、障害者スポーツの合宿でも活用できるよう、環境整備に努めていきます。

こうした取組を通じ、競技人口が少ないスポーツや障害者スポーツの競技者を含め、全ての県民のスポーツ振興拠点となるよう、体育センターの再整備に取り組んでまいります。