公明党神奈川県議団

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働き方改革の推進に向けたICT環境の整備について

谷口 かずふみ議員(大和市)

質問要旨

働き方改革は、業務の効率化だけではなく、県民サービスの向上を目指して取り組む必要がある。ICTは多種多様な業務を効率化・高度化する上で必須のツールであり、職員の働き方に大きく関わることから、意識改革や制度改革と併せて、職員の働きやすいICT環境の整備も大変重要な取組である。
働き方改革の推進に向けて、今後は更に、意思決定や作業のスピードアップが求められ、機動性のある業務やリアルタイムの情報共有化に対応する最新のICTを積極的に導入していくことが必要と考える。

そこで、長時間労働の是正や職員のワーク・ライフ・バランスの実現、職員一人ひとりが生き生きと、高いモチベーションを持って働くことができる職場づくりといった働き方改革を推進し、県民サービスの一層の充実・向上を図るため、今後どのようなICT環境の整備に取り組んでいくのか伺いたい。

知事答弁

県民サービスの充実・向上に向けて、より効果的・効率的に業務を遂行していくためには、ICT環境の整備が欠かせません。
県では、平成28年3月に「スマート県庁大作戦アクションプラン」を策定し、組織としての生産性の向上等を図るため、タブレット型端末や無線LANの導入など、ICT環境の整備に積極的に取り組んできました。
そして現在、「働き方改革推進本部」の下、職員一人ひとりが、高いモチベーションを持って、能力を最大限発揮できるよう、長時間労働の是正や、多様で柔軟な働き方の推進など、全庁をあげて働き方改革に取り組んでいます。
こうした働き方改革を支える基盤として、今年5月のテレワークの導入に当たり、育児や介護など、時間的制約のある職員が自宅でも職場と同様に働けるよう、自宅のパソコンから、安全に庁内のネットワーク・システムが利用できる仕組みを整備しました。
また、より一層の「ペーパーレス化」の推進や、文書保管スペースの削減により、働きやすいオフィス環境を整えていくことなど、紙に縛られない働き方の実現に向け、来年4月からの導入を目指して、新しい文書管理システムを開発しているところです。
さらに、時間や場所に制約されない働き方を一層推進するため、共通利用パソコンなどの更新時期にあわせたモバイルパソコンの導入など、業務の機動性や情報共有の向上に対応するモバイルワークの実現に向けたICT環境の整備を検討しています。
今後とも、働き方改革を推進し、県民サービスの充実・向上に向けて、ICT環境のより一層の整備を図ってまいります。

要望

ICT整備につきましては、前向きな答弁ありがとうございます。
その一方で、セキュリティの強化ということで、今、仮想ブラウザを使って、職員の皆さん、様々な業務をされていますけれども、添付ファイル、危なっかしいファイルを外から受け取ったり、また、可能性として、中から送る可能性もあるということで、添付したりダウンロードしたりするのにすごく時間がかかっているということであります。当初は30分以上かかっていたという話を聞きましたけれども、最近は少し、数分程度まで来ているという話もありますけれども、まだまだおそらくイライラが募っている職員の方もいらっしゃるのではないかという推測をいたします。そういう意味で、今後、これは総務省がやれということなので、やらざるをえなかったのだと思いますけれども、しっかりと、さらにスムーズになるように取り組んでいただくとともに、おそらく、県内市町村も同じ苦労をされている可能性もありますので、そうした声を代表して総務省に、現状や、また改善を伝えるということもお願いしたいと思います。