公明党神奈川県議団

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殿町地区(キングスカイフロント)への交番設置について

西村 くにこ議員(川崎市川崎区市)

質問要旨

殿町地区は、新産業と人材を創出する重要なエリアであり、また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までには、羽田空港と結ぶ連絡道路が整備される。完成の暁には、世界的な研究者や、政府関係者が道路を渡ってキングスカイフロントを目指すのみならず、多くの訪日客も本県に向かうゲートとして利用すると考えられ、治安情勢の変化が懸念される。
以前から殿町地区には交番新設を望む声があるが、殿町地区、いわゆるキングスカイフロントは、今後、より一層多くの人が行き交う地域となることから、交通事故防止や防犯の観点、そして、国際的な拠点であることを考慮した対応が必要と考える。

そこで、今後の殿町地区における諸情勢を踏まえ、交番の新設について、対応を伺いたい。

警察本部長答弁

地域の方々の安全と安心の「よりどころ」として重要な役割を果たす交番につきましては、犯罪及び交通事故の発生状況、行政区、面積、人口等の地域実態、都市の形態、道路、鉄道の整備状況等を総合的に勘案の上、県内全般の警察力の均衡に配慮しながら配置しているところであります。
また、交番の設置に際しましては、将来予想される多種多様な犯罪や事案に備えるほか、女性警察官の配置を念頭に置いた女性警察官専用休憩室やトイレなどの整備が必要であると考えております。
殿町地区につきましては、企業誘致など開発計画が進められており、地域情勢が変化をし、人口や事件事故の増加等が懸念されることから、同地区への交番設置の必要性があると考えております。
殿町地区への交番設置につきましては、地域の方々からも御要望・御意見をいただいており、現在、隣接地区で運用している浮島橋交番の移転を含めて総合的に検討を加えながら、関係部局と鋭意調整中でございますので、引き続きご理解とご支援をお願い申し上げます。