公明党神奈川県議団

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三県省道友好交流ネットワークにおけるSDGsの取組について

藤井 しんすけ議員(横浜市神奈川区)

質問要旨

三県省道友好交流ネットワークにおけるSDGsの取組について本県では、海外の自治体等との交流・協力関係を構築し、様々な事業を展開してきた。「三県省道友好交流ネットワーク」では、友好交流会議の定期的な開催や、様々な分野での共同事業や共通の課題解決に向けた取組を多角的に実施してきた。今後も、交流・提携は続いていくと思うが、この取組を充実させていくことが必要と考えている。
 知事はSDGsについて積極的に言及しているが、これまでの三県省道の長い連携関係を踏まえ、お互いにSDGsという共通のゴールを目指した取組を進めるべきではないか。例えば、三県省道で連携が進めやすい環境分野でのSDGsの取組について検討していくべきではないかと考える。

 そこで、本県が、中国・遼寧省、韓国・京畿道と提携する交流ネットワークの中で、例えば環境分野でのSDGsの取組を進めることについて、どのように考えているのか、所見を伺いたい。

知事答弁

三県省道友好交流ネットワークにおけるSDGsの取組についてお尋ねがありました。
 このネットワークは、3地域共通の課題を解決するための連帯と協力を推進することを目的としており、平成8年に初めて友好県省道交流会議を開催しました。
 このネットワークでは、これまで、文化、経済、環境、観光、青少年の人材育成などの分野で、交流を通じて課題の解決に向け、様々な取組を行ってきました。
 特に、環境分野では、「水質の保全」や「自然環境の保全」などをテーマとして、共同研究や専門家派遣、技術者研修などの連携事業を実施してきたところです。
 近年、経済のグローバル化が急速に進む中で、環境問題も地球規模に拡大しています。
 特に、地球温暖化は、気温の上昇による気候変動や環境破壊を引き起こすため、温室効果ガスの削減が喫緊の課題となっています。
 また、東アジアでは、微小粒子状物質、PM2.5による大気汚染が深刻な問題となっており、さらに大陸で排出されたPM2.5の一部は、海を越えて日本へ飛来しています。
 こうした国際的な環境問題に対応していくには、国連が提唱する持続可能な開発目標、SDGsを共通の理念とし、各国や各地域が連携して取組を進めることが重要です。
 本県では、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入拡大や、PM2.5の排出源とその影響に関する調査・研究などに、先進的に取り組んでいます。
 そこで、今後、三県省道友好交流ネットワークにおいて、SDGsの理念を共有するとともに、本県の取組を紹介し、環境問題などについても意見交換を行い、解決に向けて具体的な取組を検討してまいります。私からの答弁は以上です。