公明党神奈川県議団

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神奈川県アレルギー疾患医療拠点病院の選定について

亀井 たかつぐ議員(横須賀市)

質問要旨

国は、都道府県に対して、アレルギー疾患医療拠点病院を1~2箇所程度、選定するよう求めている。県拠点病院は、県内におけるアレルギー疾患医療の拠点となる医療機関であり、アレルギー疾患医療の体制が整っていることはもとより、治療実績を多く積んでいることも重要と考える。県内には、アレルギー科を設置している医療機関が複数あるが、重症な患者や難治性の患者を受け入れ、関係する複数の診療科が連携して治療に当たる等、適切な医療を提供している医療機関は限られており、アレルギー疾患に苦しむ多くの患者や家族のことを考えると、県は、アレルギー疾患医療の提供体制の整備に向けて、県拠点病院を早急に選定する必要があると考える。

 そこで、神奈川県アレルギー疾患医療拠点病院の選定は、どのような考え方で選定するのか、また、1日でも早く選定すべきであると考えるが、どのように受けとめているのか、併せて所見を伺いたい。

知事答弁

本県における、アレルギー疾患の診療ネットワークの中心的な役割を担う、県拠点病院には、診療、情報提供、人材育成、研究、助言、という5つの役割が求められています。
 また、こうした役割に加え、様々なアレルギー疾患の医療を提供できるよう、内科や小児科、皮膚科など複数の診療科が連携し、診断や治療が行われていることも必要です。
 さらに、県拠点病院には、今後、設置を予定しているアレルギー疾患対策推進協議会に参画し、医療提供体制の整備はもとより、医療従事者の知識や技能の向上等にも主体的に取り組んでいただくこととなります。
県は、こうした責務を果たせる医療機関を県拠点病院として、選定したいと考えています。
 そこで、現在、アレルギー疾患専門医等を構成員とする選定部会において、医療提供体制や、アレルギー疾患対策の取組み等について意見を伺いながら、選定を進めています。
 県としては、アレルギー疾患に苦しむ方々が、安心して適切な医療を受けられるよう、県拠点病院をできるだけ早期に選定し、本県のアレルギー疾患医療提供体制をしっかり整えてまいります。

再質問

県内でアレルギー科を標榜する病院のうち、例えば、横浜市立みなと赤十字病院は、アレルギーセンターを設置して、治療や救急医療体制、情報発信や研究など高い総合力をもって、小児から高齢者まで対応している。この他にも小児専門の医療機関でアレルギー疾患医療を提供する県立こども医療センターなどもある。要するに、県内には豊富な地域資源がある。
 ここも、県は、一日も早く県の拠点病院を選定するべきと考えるが、これもいつ頃までに選定をする予定なのか、それをお聞きしたい。

再質問に対しての知事答弁

県内には、アレルギー疾患の重症な患者や難治性の患者を受け入れている医療機関が、ご指摘のとおり複数ありまして、地域にこうした医療機関があるということは、大変心強いことだと思っております。
 この県アレルギー疾患医療拠点病院の選定につきましては、候補となっている医療機関の医療提供体制やアレルギー疾患対策の取組み等を精査し、遅くとも10月末までには選定したいと考えております。

要望

神奈川県アレルギー疾患医療拠点病院の選定は、10月末ということであるが、アレルギー疾患医療の中心的な役割を果たせる医療機関を県拠点病院として、一日でも早く選定していただきたい。