公明党神奈川県議団

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県営住宅の建替えについて

佐々木 正行議員(相模原市)

質問要旨

県では、老朽化が進んだ住宅の建替え等整備について、「県営住宅ストック総合活用計画」に位置付けているが、相模原市にある上溝団地は、平成27年までには工事に着手するとしていながら、現在まで工事着手はされていない。上溝団地以外にも、このような未着手の団地は、県内には複数あると承知している。
 県では、今年度中に計画を改定するとのことだが、特に、未着手の団地については、早急の事業実施が必要である。

 そこで、現在、見直し作業中の「県営住宅ストック総合活用計画」において、これまで未着手の建替え団地については、どのように位置付けようとしているのか、また、上溝団地をはじめとした未着手の団地については、具体的にどのようなスケジュールで建替えを進めていこうとしているのか、所見を伺いたい。

知事答弁

県営住宅については、これまで「ストック総合活用計画」に基づき、建替えなどの整備を実施してきましたが、建替え対象の12団地のうち、現在、5団地が未着手となっています。
 こうした中、洗濯機置場やエレベーターの無い老朽化が進んだ住宅の居住性能の改善は、改修工事では対応が困難であるため、新たに策定する「県営住宅健康団地推進計画」では、建替えに集中することを検討しています。
 この計画では、今後の建替えにあたり、PFIなどの民間活力の導入や、建替えで生じた余剰地の売却収入、建替え後の家賃収入の増加など、様々な工夫により、県財政の負担を増大させることなく、事業を推進していくことを基本と考えています。
 そして、すべての団地で適切な維持管理に取り組みつつ、建物の経過年数、団地ごとの需要や立地等を勘案しながら、10年間で28団地、約7千戸の建替えに着手するよう検討しています。
 上溝団地を含めた5つの未着手団地については、老朽化が著しく、募集も停止しており、建替えを最優先で進めるため、10年間の計画期間のうち、前半5年間で工事着手する団地として検討しています。
 これら未着手団地のスケジュールについては、計画策定後、来年度から早急に、団地ごとの具体的な建替え計画を作成いたします。
 その後、住民説明や地元市町との開発協議などを経て、5年以内に工事着手できるよう、しっかりと進めてまいります。