公明党神奈川県議団

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心臓リハビリテーションの環境整備について

髙橋 みのる議員(横浜市港南区)

髙橋議員質問

 心疾患の患者数はがん患者数より多く、死亡原因の第2位であり、県内患者数は増加傾向にあることから、医療体制をしっかりと整えていく必要があるが、専門医療機関での治療体制の整備と同時に重要なのが心臓リハビリテーションであり、そのニーズも増大している。しかし、専門の施設は少なく、殆どが大規模病院の中に併設されているため、今後、退院後などに、より身近な場所で心臓リハビリテーションの指導が受けられるよう、県は市町村や医療機関などと連携して、その環境づくりを進めていくべきと考える。
 そこで、心筋梗塞などの心疾患からの社会復帰や病気の再発防止に向けて重要な役割を果たす心臓リハビリテーションについて、今後の患者の増加傾向なども踏まえ、その環境整備にどのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 心臓リハビリテーションの環境整備についてお尋ねがありました。
 心筋梗塞などの心疾患は、生命に関わるだけでなく、慢性心不全など、再発を繰り返して徐々に身体機能が衰え、生活の質を大きく低下させるものです。
 こうした心疾患に対して、心臓リハビリテーションを行うことは、元の生活にスムーズに戻し、かつ体質を改善させ、再発を防ぐために大変有効なものであると考えています。
 そうした中、県内で心臓リハビリテーションを実施する医療施設は50施設ありますが、人口10万人あたりで見ると、全国平均が0.9施設であるのに対して、本県は0.5施設と、少なくなっています。  また、心臓リハビリテーションは食や運動などの生活習慣全般の見直しをサポートするため、管理栄養士や理学療法士など、多様な職種が連携する必要がありますが、現状ではこうした担い手が不足しています。
 さらに、地域医療を支える診療所や薬局など、幅広い医療関係者の間で、この仕組みに対する理解を深めていく必要があります。
 そこで県では、昨年3月に改定した「神奈川県保健医療計画」の中に心臓リハビリテーションを位置付け、多職種による推進や、担い手の育成、実施施設の拡大に向けた方策について、市町村や医療機関と連携して検討を行っています。
 そうした中で、来年度には、心臓リハビリテーションを行う病院について地域連携を一層推進するため、理学療法士などのチームづくりや、地域の「かかりつけ医」などを対象とした研修など、モデル的な取組みについて支援する予定です。
 こうした取組を市町村や医療機関等と連携して着実に進めることで、県民の皆様がより身近なところで心臓リハビリテーションの指導を受けることができる環境を整えていきたいと考えています。

再質問

 もう一点でございますが、心臓リハビリテーションの環境整備について再質問させていただきます。  環境整備の支援を、「モデル的な取組みを支援していく」との答弁がございましたけれども、この「モデル的な取組を支援」ということにつきまして、もう少し詳しく伺いたいんですが、具体的にどこでモデル的な事業を行っていくのか、伺っておきたいと思います。

知事再質問の答弁

 次に、心臓リハビリに関して、モデル的な取組を支援する、この具体的な支援はどういうことかということでありますけれども、これは健康医療局長から答弁させます。

健康医療局長答弁

 もう一点でございますが、心臓リハビリテーションの環境整備について再質問させていただきます。  環境整備の支援を、「モデル的な取組みを支援していく」との答弁がございましたけれども、この「モデル的な取組を支援」ということにつきまして、もう少し詳しく伺いたいんですが、具体的にどこでモデル的な事業を行っていくのか、伺っておきたいと思います。

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