公明党神奈川県議団

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マイME-BYOカルテの活用について

鈴木 ひでし議員(横浜市鶴見区)

鈴木議員質問

 マイME-BYOカルテを推進するには、県民がメリットを感じられるような事業展開が不可欠である。
 マイME-BYOカルテを活用して、県立こども医療センターと医療データの連携実証を始めるとの発表があり、健康情報等を一元的に管理できることを目指している。
 医療機関との医療データ連携を県下にもっと広げていくことが、マイME-BYOカルテの活用促進に繋がっていくのではないかと考えており、県民の皆様がマイME-BYOカルテの利便性やメリットを日々の生活の中で実感されることで、県民の行動変容が促され、自ら未病改善に取り組んでいくことに繋がるのではないかと考える。

 そこで、県民の皆様がマイME-BYOカルテの利便性やメリットを実感し、日々の生活の中でしっかり利用していくために、今後、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 マイME-BYOカルテは、生まれてから亡くなるまでの健康・医療情報の一元的な管理を通じて、個人の未病改善の実践を支援することを目指しています。
現在128万人に登録いただいており、健診結果やお薬情報等の記録機能に加え、昨年3月に実装した未病指標により、未病状態の見える化もできるようになっています。
 一方、マイME-BYOカルテの利便性をより一層高め、県民の方がメリットを感じ、利用していただけるようにすることが必要です。
 そこで、医療機関との情報連携の仕組みとして、この4月から、県立こども医療センターと医療情報を共有し、マイME-BYOカルテで確認することが可能となる運用を始めました。
 今後は、この仕組みを県内の「地域医療介護連携ネットワーク」との情報連携に拡大していきます。
 地域医療介護連携ネットワークは、地域の病院や診療所、薬局等が、患者の医療情報を電子的に共有、閲覧できる仕組みです。
 県では、このネットワークとマイME-BYOカルテを連携させることで、医療機関受診時の検査結果や処方薬などの医療情報を、マイME-BYOカルテで確認できるようにします。
 これにより、例えばネットワークに参加していない医療機関を受診する場合でも、自身の医療情報を正確に伝えることが可能になります。
 今後、こうしたマイME-BYOカルテの利便性やメリットを県民の皆様が実感できる仕組みを構築し、日々の生活の中でご利用いただくことで、一人ひとりが自ら行動変容し、未病改善を実践できるよう、しっかり支援してまいります。