公明党神奈川県議団

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県有地の利活用について

(2) 総合教育センター跡地の利活用について

渡辺 ひとし議員(藤沢市)

渡辺議員質問

 藤沢市善行にある総合教育センターは、令和3年4月から新しい建物の利用が開始され、教育に関する拠点としての活用が期待される一方で、旧総合教育センター庁舎は老朽化したまま残されている。
 地元住民からは、新しい施設として整備されたことを歓迎する声がある一方、不要となった旧総合教育センター庁舎の跡地がどのように利用されるのか明らかになっていないことに対する不安の声を聞いている。また、利活用の方針が決まるまでの施設の維持管理はしっかりと行われるのかも気になるところである。
 県有地の利活用には、様々な段階を経て、適切に手続きを進めていく必要があり、一定の時間を要することも理解するが、地元住民や県民が安心できるように、しっかりとした取組をお願いしたい。

 そこで、総合教育センター跡地の維持管理の状況と今後の利活用に係る現時点の検討状況や今後の見通しについて、所見を伺いたい。

教育長答弁

 教育関係のご質問にお答えします。総合教育センター跡地の利活用についてお尋ねがありました。
 藤沢市にある総合教育センターは、県立スポーツセンターとの一体的な整備によって、令和3年4月に、隣接地にリニューアルオープンしました。これにより、これまでの総合教育センターの建物はその役目を終え、現在は使用されていない状態となっています。この旧善行庁舎は、築50年以上が経過しており、老朽化も進んでいるため、安全面・防犯面の観点から、現在、一般の方が入れないように、門や建物の出入口を施錠しています。今後も、地域の皆様に不安を与えることがないよう、財産管理者である県教育委員会として、適切に管理を行ってまいります。
 一方、旧善行庁舎の跡地の利活用が円滑に進められるよう、法令上必要となる土壌調査等を、今年度実施しています。
 跡地の有効活用については、「県有地の有効活用に関する基本的な考え方」に則り、県機関による利活用、地元市による利活用、さらには民間への売却の順で検討を進めていくことになります。現時点では、旧善行庁舎の今後の利活用の方向性は決定していませんが、県教育委員会として、この定められた手順に基づいて、必要な手続を着実に進めてまいります。