公明党神奈川県議団

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道路損傷通報システムの利用拡大について

渡辺 ひとし議員(藤沢市)

渡辺議員質問

 令和元年6月の第2回定例会で我が会派から道路の破損箇所などの情報を県民から提供いただくためのアプリを導入すべきと質問し、県では、令和3年9月から、スマートフォンアプリを使った道路損傷通報システムを導入し、日常の道路管理に活用している。
 非常に良いシステムであるが、横断歩道等の交通規制にかかる標示は、県警察が管理しているため、県がアプリで得た情報を、速やかに県警察と共有することができれば、さらに安全な道路管理に繋がる。
 今後は、アプリの利用者を増加させ、そこで得た多くの情報をもとに迅速な対応を図り、県管理道路の安全・安心を確保していくべきであり、そのためにはアプリを幅広く利用してもらうことが重要である。

 そこで、道路損傷通報システムとして、県が導入したスマートフォンアプリを県民などへ広く周知し、利用の拡大を図っていく必要があると考えるが、所見を伺いたい。

県土整備局長答弁

 県土整備局関係の御質問にお答えします。
 道路損傷通報システムの利用拡大について、お尋ねがありました。
 道路は、経済活動や県民生活を支える社会基盤であり、利用者の安全な通行を確保することは、大変重要です。
 県では、管理する全ての道路において、週2回以上、職員の目視によるパトロールを行うとともに、路面下の空洞調査などを、定期的に実施して、道路の損傷を早期に発見するよう努めています。
 また、利用者や住民の方が、道路損傷の情報を、スマートフォンアプリを通じて気軽に通報できる「道路損傷通報システム」を、昨年9月に導入し、いただいた情報を、迅速な補修に活用しています。
 こうした道路損傷の情報をさらに収集し、道路の安全性の一層の向上を図るためには、より多くの方にアプリを利用していただく必要があります。
 そこで、この10月から、日本道路交通情報センターと連携し、多くのドライバーが聞いているラジオの交通情報で、アプリの利用を呼び掛けており、今後もこの取組を継続していきます。
 また、県は年間約500件の道路工事を行っていますが、工事をお知らせする各世帯向けのチラシの中で、アプリをダウンロードできる二次元コードの掲載を始めたところであり、今後、全ての道路工事に拡大します。
 さらに、今後、ツイッター等の県のSNSを活用して、アプリを広く県民の皆様に周知し、一層の利用拡大を図ります。
 加えて、横断歩道が消えかかっているといった、県警察の所管にかかる情報もありますので、アプリの利用について連携を図っていきます。
 県は、このようにアプリの利用拡大を図るとともに、いただいた損傷情報に迅速に対応し、道路の安全性の向上に、しっかりと取り組んでまいります。
 私からの答弁は以上です。