公明党神奈川県議団
1 未来を見据えた取組について
(1) 宇宙関連産業における人工衛星領域の振興について
谷口 かずふみ議員(大和市)

谷口議員質問
日本全国には、宇宙産業の振興を標榜する自治体が多数あるが、それぞれが戦略を持ち、得意分野に特化していくことが重要である。本県では、人工衛星産業が集積している強み・実績を活かし、戦略的に取組を進める必要があるが、それに際しては、衛星の開発等に携わっている県内事業者の声を聞きつつ、「神奈川の宇宙関連産業の振興を考える有識者会議」において、今後の方向性について専門的立場から提言していただくことも有効だと思う。
そこで、宇宙関連産業、とりわけ人工衛星領域の振興に向けて、県はどのように関係者の考えを聞きつつ、取組を進めようと考えているのか、所見を伺う。
知事答弁
県内には、人工衛星・探査機の開発・製造拠点や部品供給・設計支援などを行う事業所が集積しており、神奈川の大きな強みとなっています。
日本では今年度、人類初となる火星を回る衛星フォボスからのサンプルリターンを目指し、探査機MMXの打上げを予定していますが、この探査機も相模原市で開発され、鎌倉市で製造されたものです。
こうしたことから、県は、宇宙関連産業の振興にあたり、まずは、人工衛星に焦点を当てて、施策を重点的に推進しているところです。
具体的には、今年度は、衛星の開発等に必要な振動試験設備を整備するほか、AIと衛星データとを組み合わせる取組などを支援します。
また、宇宙空間から地球を観測するセンサーなど、衛星を構成する装置1つひとつに着目し、関係企業などのネットワークキングを強化します。
さらに、衛星の専門家にも参加頂いている県の有識者会議において、本年8月以降を目途に、県が目指すべき方向性を提言頂きたいと考えています。
今後も、本県の強みである衛星にフォーカスして、宇宙関連産業の振興に取り組んでまいります。
要 望
地味であるけれども部品等のサプライチェーンをしっかりと県内で強化をしていくことが大変重要であるというふうに思っております。また、有識者会議の件ですけれども、目指すべき方向性について提言を出していただくということですので、この中身もしっかり検討しながら、実効性のあるようなものを出していただくように、是非ともお願いしたいと思います。