公明党神奈川県議団

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代替エネルギーの利用拡大について

鈴木 ひでし(公明党 横浜市鶴見区)

代替エネルギーの利用拡大について

化石燃料が枯渇すれば混乱し、何十億という人々の生存が危うくなるものと思われることから、代替エネルギーの開発・普及は最重要課題である。温暖化対策やエネルギーの安全保障という視点からも、太陽光発電やヒートポンプ注1などの利用拡大が不可欠だと考えるが、知事の所見は。

化石燃料に頼らない社会へ転換するためには、自然エネルギーの利用拡大や高効率の省エネルギー機器の普及は非常に有効なものであり、県内での太陽光発電の普及を目指すため、市町村での取り組みと連携した支援について、平成21年度に向けた制度化と、ヒートポンプを活用した給湯設備の導入促進策を検討する。

今日的ないじめの構造が「ケータイ」というツールを得て、メールやインターネットの世界に拡散している。子どもたちを「ネットいじめ」やインターネット犯罪から守るためには、フィルタリング注2などの対策を進めるとともに、児童・生徒が学校で友達と直接向き合いながら、良好な人間関係を築きあげられるよう、指導を行う必要があると考えるが、教育長の所見は。

子どもたちが良好な人間関係を築く環境づくりとして、神奈川あいさつ一新運動などの県民運動を展開している。また、携帯電話をめぐってさまざまな問題が発生していることから、児童・生徒の携帯電話の利用状況調査を実施し、その結果を踏まえ、携帯電話会社等とも協力し、「子どものケータイ安全・安心検討委員会」を新設し、対策を早急に検討する。

「綾瀬ホームハイムひまわり」の火災で、消防庁は障害者グループホーム注3等が、消防法上の福祉施設になるとの見解を示した。福祉施設として扱われることによる影響と、今後の県の対応について知事の所見は。

既存の障害者グループホーム等の9割以上が賃貸住宅であり、場合によっては負担増にとどまらず、利用者が立ち退きを迫られる場合も考えられ、今後の設置促進にも大きな影響を及ぼす。県としては、研修会等を通じ、防災上の対応について周知徹底を図っていくとともに、既存の障害者自立支援対策臨時特例基金を活用し、設備整備の支援を検討する。

注1 ヒートポンプ
大気などの自然からのエネルギーを利用した熱供給システムのこと
注2 フィルタリング
子どもたちに悪影響を及ぼすサイトを、見られなくする機能のこと
注3 グループホーム
障害などをお持ちの方が、地域住民の一人として自立した生活を送るため、一般の住宅で職員の援助を受けながら少人数で生活する場のこと