公明党神奈川県議団

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県土の発展のための交通ネットワークの整備について

藤井 深介 議員(横浜市神奈川区)

質問

羽田空港の国際化が実現し、海外からの来訪客の利便性の向上など、本県への様々な波及効果が期待されている。また、将来的には、リニア中央新幹線の県内駅や東海道新幹線新駅の設置、神奈川東部方面線などの鉄道整備に伴う効果も大いに期待されるところであるが、こうしたプロジェクト一つ一つの施策を連携させ、県内の経済活性化にどのように結びつけていくかが重要である。
様々な施策を連携させ、神奈川の持つ力を更に高めていくためには、臨海部と内陸部などの都市間相互の人、物、情報などを円滑かつスピーディーに移動させていくことが特に重要であり、そのためには道路、鉄道等の交通ネットワークの整備が不可欠となってくる。
そこで、様々なプロジェクトを連携させ、相乗効果を発揮させる交通アクセスを確保する観点から、県土の発展のための交通ネットワークの整備について、どのように考えているのか、重点投資を行うために、法人二税の超過課税も活用することとなったが、道路整備の考え方も含めて所見を伺いたい。

松沢知事答弁

藤井議員の質問に、順次お答えいたします。
はじめに、県土の発展のための交通ネットワークの整備についてのお尋ねがありました。
活力ある県土の形成に向けては、県内外との連携を強化し、人・モノ・情報が円滑・迅速に流れる、利便性の高い鉄道網や道路網の整備を進める必要があります。
そこで県では、東海道新幹線新駅とリニア中央新幹線の県内駅の誘致によって、全国との交流連携の窓口となる2つのゲートを形成するとともに、それらをつなぎ南北方向の軸となる、JR相模線の複線化やさがみ縦貫道路の整備を促進しております。
さらに、羽田空港の再拡張・国際化を踏まえ、神奈川口構想における連絡道路の整備や、横浜方面とのアクセスの改善を図る京急蒲田駅の羽田空港直通化整備も促進しております。
このように、交通ネットワークの整備を重点的に進めることにより、大きなプロジェクトの効果を相乗的に高め、県全体の活性化につなげられるよう、取り組んでいるところでございます。
とりわけ道路整備については、今後の5年間に、さがみ縦貫道路などの自動車専用道路網の完成が予定されており、本県における幹線道路ネットワークの整備にとって、最も重要な時期となります。
昨年、法人二税の超過課税の活用目的を道路等の社会基盤整備に重点化させていただきましたので、プロジェクトの相互連携をはじめ、様々な効果が期待できる幹線道路ネットワークの整備を着実に推進してまいります。
今後も引き続き、国や市町村などと連携しながら、利便性の高い鉄道網や道路網の整備促進に、しっかりと取り組んでまいります。