公明党神奈川県議団

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ヘルスケア・ニューフロンティアについて

鈴木 ひでし 議員(横浜市鶴見区)

質問要旨

本県の抱える大きな課題は、超高齢化社会への移行スピードが非常に早く、これまでのシステムに代わる、この時代にふさわしいシステムを構築していく必要があることから、提唱されているのが、ヘルスケア・ニューフロンティアである。
この方向性については、時宜にかなった、的確なものであり、取組の趣旨には大いに賛同するが、推進体制を強化し、取組の具体化のスピードアップを図った方がよいとも考える。

そこで、ヘルスケア・ニューフロンティアの取組を、よりスピード感を持って推進するために、担当組織の充実強化をどう図るのか、またそれによってどう展開していくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

ヘルスケア・ニューフロンティアは、超高齢社会を乗り切る切り札となる「神奈川モデル」であり、その取組みは多岐にわたるため、これまで、関係する各局がクロスファンクションすることで効果的な施策推進に努めてきました。
例えば、政策局は京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の推進など、保健福祉局では神奈川マイカルテの実証実験など、産業労働局ではさがみロボット産業特区の推進などをそれぞれ担当し、スピード感を持って取り組んできたところです。
そして、26年度については、ヘルスケア・ニューフロンティアの推進をさらに加速するため、関連施策を統括して、効果的効率的に進めていける新たな推進体制を構築します。
まず、ヘルスケア・ニューフロンティア推進のヘッドクォーターとも言うべき組織を、私の直轄的組織として、新たに創設します。
その上で、新組織に、これまでヘルスケア・ニューフロンティア推進に中心的役割を果たしてきた国際戦略総合特区推進課の機能も取り込んだ上で、大幅な増員を図り、30人規模の体制に強化してまいります。
また、この新組織には、この分野での有識者の登用や民間企業からの派遣など、民間人材の積極的な活用も進めて、推進体制の充実を図ってまいります。
26年度は、こうした体制強化を実施した上で、ヘルスケア・ニューフロンティアを一層推進してまいりたいと考えています。
具体的に、まず、国家戦略特区については、昨日、国による最終のヒアリングがあり、私自らが全力を尽くして本県の優位性を訴えてきました。来月にも本県が指定されるものと強く信じております。この国家戦略特区で提案した様々な事業を本格的に展開してまいります。
さらに、CHO構想の具体化、県内での未病産業の創出など、これまでの取組みに加えて新たな事業展開を進めてまいります。
こうした取組みをスピード感をもって進めることにより、ヘルスケア・ニューフロンティアの目標である健康寿命日本一を実現するとともに、新たな市場・産業を創出し、神奈川の地域経済の活性化を図ってまいります。