公明党神奈川県議団

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観光を活用した「さがみロボット産業特区」の PRについて

佐々木 正行 議員(相模原市)

質問要旨

県は「さがみロボット産業特区」の推進にあたり、生活支援ロボットを広く県民に理解してもらうため、市町や関係機関が開催するイベント等への出展や、実証実験の一般公開など、普及・啓発に取り組んできたが、より多くの方に関心を持っていただくためには、観光等と組み合わせて PRを強化していくことが重要である。
特区のエリア内にある、生活支援ロボットの研究・開発に携わる企業などを観光資源の 1つとして捉え、例えば、工場等を回るツアーなど、他の観光施設等と組み合わせて活用することで、特区の取組をさらに広くアピールでき、気運の盛り上がりにも資するものと考える。

そこで、特区の取組をさらに広く周知するためには、企業や研究所など特区の区域内にある様々な資源を活用して、観光面から「さがみロボット産業特区」のアピールを行うことも有効と考えるが、所見を伺いたい。

知事答弁

「さがみロボット産業特区」の取組において、生活支援ロボットの開発・実用化と並んで重要なことは、実際の生活場面において、多くの人がロボットを使ってみたくなる環境や雰囲気をつくっていくことです。
そこで、この一年は、特区内外で開催された 30を超えるイベントに参加し、多くの県民にロボットを実際に体験してもらう機会等を提供してきました。また、「鉄腕アトム」をイメージキャラクターとし、特区を身近に感じていただくPRを展開してきました。
来年度は、ロボットの開発・実証とともに、こうした広報活動も加速・充実していきます。そのためには、この地域が持つポテンシャルを最大限に活用していくことが必要です。
議員ご提案の、特区内の工場や観光施設等を組み合わせて回るツアーは、これまでの取組になかった 新しい視点であり、素晴らしいアイデアだと思います。
特区のエリアには、湘南海岸や大山に代表される観光地のほか、「あつぎ鮎まつり」や、「ひらつか七夕まつり」など魅力的なイベントが豊富にあります。 また、さがみ縦貫道路や新東名高速道路などの整備が進むことにより、近県からのアクセスも格段に向上します。
今後は、こうした魅力ある資源と、ロボット開発に取り組む企業・研究所や、公開で行う実証実験、ロボットハウス等を組み合わせて巡り 、特区への理解促進をより一層図ってまいります。
例えば、地域協議会に参加する日産自動車のテクニカルセンターで最新の自動走行運転技術に触れ、海老名のビナウォークなどの商業施設を使った「買い物支援ロボット」等の実証実験を見学します。その後、飯山温泉などを楽しんでもらうといったツアーも考えられます。
今後、地域協議会の中で、どのような魅力的なコースが設定できるか、企業や市町と検討・調整していきます。
あらゆる地域資源を生かして地域の活力を高めていくのが地域活性化総合特区の趣旨です。観光面からも幅広く特区の PRを展開することで、県内外に「ロボットと言えば『さがみ』」を浸透させてまいります。