公明党神奈川県議団

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自転車運転者講習制度の周知方策について

赤井 かずのり 議員 (平塚市)

質問要旨

改正道路交通法により、本年6月1日に自転車運転者講習制度が運用開始となったところであるが、自転車利用者に、交通ルールを守ろうという意識を十分に啓発するためには、更なる努力が必要と考える。

平塚市においては、「湘南平塚サイクルポリス」が発足以降、自転車関係事故の発生件数自体は減少傾向を示すといった効果も現れており、「サイクルポリス」の活動は、自転車運転者講習制度の周知を図るとともに、自転車事故を抑止する上で、参考とすべき取組である。

県警察においては、改正道路交通法の公布以降、交通指導取締りや交通安全教育の機会等を捉えて、本制度の周知に努めていると承知しているが、今後は、従来の手法にとらわれることなく、様々な手法でその周知に努めていく必要がある。


そこで、県警察における自転車運転者講習制度の周知方策について、所見を伺いたい。

県警本部長答弁

本県における過去5年間の自転車関係事故を分析しましたところ、自転車側に何らかの法令違反が認められるものが、約7割を占めておりました。

こうした現状の中、自転車事故を抑止していくためには、自転車の運転者に、交通ルールを守ることの大切さを理解していただくことが不可欠であり、本制度の運用開始は、その好機ととらえております。

議員からご指摘のありました本制度の周知につきましては、県警察のホームページやチラシ、あるいは各種の交通安全教育、また、関係機関・団体との会合などを利用しまして、積極的に広報活動を行ってまいりました。

加えて、県内の自転車販売店さんに協力を依頼いたしまして、店内でのポスターの掲出やお客さんへのチラシの配布などのご協力をお願いするなど、関係事業者の皆さんからの情報発信にも配意したところであります。

また、本制度の運用開始日である6月1日を自転車指導取締強化日と指定いたしまして、県内各所で警察官が街頭において、自転車の運転者に対する声かけを行うとともに、悪質・危険な行為については、取締りを実施したところです。

そのほか、お話のありました平塚市内におきましては、湘南平塚サイクルポリスによるキャンペーンを行い、これらの様子が、テレビや新聞に取り上げられるなど、本制度の趣旨と県警察の姿勢を県民の皆様にお示したところであります。

県警察といたしましては、引き続きあらゆる機会を活用して本制度の周知に努めるとともに、違反行為に対しては、看過することなく声をかけて指導を徹底することにより、県民の皆様に交通ルールを守り、安全な方法で自転車を利用していただけるよう、意識の啓発に努めてまいります。