公明党神奈川県議団

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県警察における不審者情報の提供について

鈴木 ひでし議員(横浜市鶴見区)

質問要旨

県警察では、「ピーガルくん子ども安全メール」等により情報提供をしているが、情報閲覧者から情報提供してもらえれば、事案の早期解決に繋がる。また、警察からの提供情報は、事件事故等の発生情報が多いが、県民自らが安全を守るために必要な情報等を優先的に提供することが重要である。そして、捜査が実り、解決した情報は、地域住民に安心感を与え、体感治安の向上に繋がる。また、警察の活躍をアピールする絶好の機会となるため、積極的に配信すべきである。

 そこで、警察が情報提供を行うに当たっては、県民からの情報提供を受け付けるなど、双方向の情報のやり取りができるよう工夫すべきと考えるが、県警察における効果的な不審者情報の提供に関する今後の取組について、所見を伺いたい。

警察本部長答弁

県警察における不審者情報等の提供は、受け手に実際に情報を到達させ、防犯対策の必要性について理解を得るとともに、状況に応じた自主防犯活動を促すことを目的としております。
 そのため、県警察では、様々な広報媒体を活用したタイムリーな情報提供に努めており、「ピーガルくん子ども安全メール」という電子メールを活用した、不審者情報等の積極的な提供に取り組んでおります。
 この「ピーガルくん子ども安全メール」は、子どもに対する声かけ事案や不審者の出没情報等を地域住民や学校関係者等に直接送信することが可能であり、地域ぐるみで子どもを犯罪から守るためにも、非常に有効なものであります。
 その上で、議員ご指摘のとおり、一方的な情報の提供ではなく、情報を提供したことにより、地域住民等から警察への通報や相談が積極的に行われるようにすることも重要です。
 そこで、今後の取組として、「ピーガルくん子ども安全メール」配信の際に、メール本文の末尾に通報先の警察署の電話番号を追加するなどの改善を図ってまいります。
 加えて、発生時に提供した不審者情報等に係る事案について、行為者を特定し、検挙又は指導・警告措置を講じるなどした場合には、当該事案が地域住民等に与えている不安感等に配意し、適切な情報発信を行ってまいります。
 体感治安の向上のため、地域社会の不安を解消するきめ細やかな犯罪抑止対策を効果的に推進する上で、不審者情報等を適切に提供することは必要不可欠であります。
 県警察では、引き続き、地域住民等が、その情報に接したことにより、自ら積極的に防犯対策を講じる契機となるような、訴求力のある具体的な不審者情報等の提供を通じて、安全で安心して暮らせる地域社会の実現に努めてまいります。

要望

双方向のメール等々、配信を検討してくださるということ、きっと現場の方も喜んでくれると思います。
 弱者のためのメール活用をよろしくお願い申し上げます。