公明党神奈川県議団

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持続的な社会の達成に向けたスポーツでの貢献について

赤井 かずのり議員(平塚市)

赤井議員質問

 SDGsの推進には、スポーツの場を活用することが効果的と考える。スポーツ庁では、SDGsの達成にスポーツで貢献するため、「スポーツSDGs宣言」の呼びかけを始めた。本県では、ラグビーワールドカップ2019等大きなスポーツイベントが続き、また、県内の障がい者スポーツの中心となる団体設立の検討が現在進められているが、スポーツを通じて誰もがSDGsに関心を持つきっかけとなり、持続的な社会の達成に向けたスポーツでの貢献を図る絶好の機会と考える。
 そこで、ラグビーワールドカップ2019、東京2020大会が開催され、スポーツに関する県民の関心がますます高まっていく本県において、多くの方々の参加が期待できる様々なスポーツイベントなどの場面を最大限に活用して、SDGsの普及啓発に取り組むことがその推進に効果的と考えるが、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

スポーツ局長答弁

 持続的な社会の達成に向けたスポーツでの貢献についてお尋ねがありました。
 2015年に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」では、SDGsの17のゴールなどの設定に加え、宣言の中で、スポーツが「持続可能な開発における重要な鍵である」と謳っています。
 ラグビーワールドカップ、東京2020大会、ねんりんピックと、大規模なスポーツイベントが連続して繰り広げられるこの時期は、SDGsに対する理解を深める好機でもあります。
 県としては、こうした機会をとらえ、スポーツを「する」「見る」「支える」ことがSDGsの推進にもつながることを積極的に情報発信するとともに、県自らのスポーツ推進を通じたSDGsの取組を進める必要があります。
 そこで、まず、大規模イベントを通じた発信を進めていきます。
 具体的には、本年9月から開催されるラグビーワールドカップや、来年に控えた東京2020大会の場で、SDGsとスポーツとの関わりなどを広く紹介できないか、関係機関と調整していくとともに、それらの機運醸成イベント等を活用した情報発信を進めていきます。
 次に、県が自ら実施するスポーツ関連事業等を通じて、SDGsに向けた取組を実践していきます。
 スポーツ局では、現在行っている県立スポーツ施設の指定管理者募集に当たり、事業者の選定基準に「SDGsの取組」の視点を新たに加えることで、施設運営の面から推進を図っていきます。
 今後は、こうした取組に加え、県主催のスポーツイベントで「かながわプラごみゼロ宣言」を実践するほか、県が後援する年間約400件余りのスポーツイベントの主催者にも同様の取組への協力を依頼するなど、きめ細かい普及にも努めていきます。
 スポーツ局としては、こうした取組を通じて、SDGs先進県として積極的に普及啓発に貢献してまいります。

要 望

 スポーツSDGsに関して、県有施設の指定管理入札要件に盛り込むとのことでしたが、県内にはプロスポーツ団体もあります。ベイスターズ、Jリーグ等もあります。これらのスポーツ団体とは、神奈川県は包括協定を結んでいると伺っています。この協定の更新時にSDGs推進の協力を盛り込むことも大事ではないかと思いますので、提案いたします。

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