公明党神奈川県議団

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認知症疾患医療センターの充実強化について

髙橋 みのる議員(横浜市港南区)

髙橋議員質問

 認知症の専門医療や専門相談を担い、医療と介護の連携拠点である認知症疾患医療センターの役割は、認知症の早期診断・早期対応の体制の充実のために大変重要である。
 県では、昨年度までに、目標であった二次保健医療圏に1か所以上の認知症疾患医療センターを設置したと承知しているが、認知症患者の増加が見込まれる中で、今後はさらに、県内の認知症疾患医療センターが中心となり、各地域のかかりつけ医や地域包括支援センター等と連携して、認知症に関する 医療と介護の連携強化を進めていくことが必要だと考える。
そこで、認知症の早期診断・早期対応の体制の中心である認知症疾患医療センターの充実について、今後、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 認知症疾患医療センターの充実強化についてお尋ねがありました。
 認知症の未病状態の改善や進行を緩やかにするためには、早期にその症状に気付き、的確な診断に基づいた対応ができる体制の整備が必要です。
 そのため、認知症の方に対する専門的な相談や病状の詳細な診断、また、かかりつけ医等への支援を行う認知症疾患医療センターは、地域の認知症支援の中心的な機関として、その役割は大変重要です。
 県では、これまでに、認知症疾患医療センターを二次保健医療圏に1か所以上となる12か所設置しました。
 また、今年度からは、指定都市を含む県内全てのセンターによる連絡会議を開催し、課題の共有などを通じて、各センターの充実を図っています。
 しかし、今後、高齢化に伴い認知症患者の増加が見込まれる中、認知症疾患医療センターには、認知症における医療と介護の連携拠点としての更なる機能強化が求められています。
 そこで、県では、各センターの機能を強化するため、来年度、事業評価を実施します。
 この事業評価では、まず、各センターが実施している相談や診断、かかりつけ医との連携の実態などを客観的な指標により見える化し、強みや課題を自己評価します。
 併せて、認知症サポート医や地域包括支援センター等の関係機関による外部評価を行い、その結果を踏まえて、神奈川県認知症対策推進協議会の支援を受け、各センター機能の改善や強化を進めます。  県としては、こうした取組を認知症の方やご家族の視点に立って進め、認知症疾患医療センターの充実強化を図るとともに、認知症の未病改善を推進し、誰もが安心して暮らすことのできる共生社会の実現に向けて、しっかりと取り組んでまいります。

要 望

 認知症疾患医療センターの充実強化、御答弁ありがとうございました。早期診断・早期対応という点で、軽度認知症対応強化、これもよろしくお願いしたいと思います。今日は、知事・副知事、私も同様にこの認知症バッジ、付けておりますけれども、この流布が大事だと思います。周知徹底、あまりにも付けている方が少ないのですけれども、是非この認知症啓発のバッジを、是非知事の発信力でお願いしたいと思います。

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