公明党神奈川県議団

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かながわペットのいのち基金の効果的な活用について

鈴木 ひでし議員(横浜市鶴見区)

鈴木議員質問

 県は、かながわペットのいのち基金を活用して、動物愛護センターで保護した犬、猫の治療や人に慣れさせるためのしつけ・訓練などを行っているが、新たな飼い主がスムーズに見つかることが大切であり、保護している犬や猫をより多くの人々に見てもらう機会を充実させることが効果的である。
例えば、ホームページ上に、保護されている犬や猫を家族として迎えたくなるよう具体的な情報を掲載するなど、工夫して発信することで、新たな飼い主が見つかる機会がもっと増えるのではないか。

そこで、寄附していただいた方々の想いを受け止め、保護されている犬や猫のいのちを守り譲渡を進めていくため、犬や猫の情報が多くの人々に届くように発信するなど、「かながわペットのいのち基金」のより効果的な活用について、今後どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 この基金は、ペットのいのちを救いたいと考える方々から寄附をいただき、それを財源に保護した犬や猫の譲渡を推進することを目的として、平成30年度に設置したもので、今年3月までに3,200万円を超える多額の寄附をいただきました。
そこで県では、この基金を活用して、怪我や病気の犬や猫の治療、人に馴れるためのしつけなどを行い、譲渡の推進に取り組んでいきます。
また、動物愛護センターでの譲渡会を休日にも開催するとともに、回数を増やし、譲渡の機会拡大に努めていきます。
一方、遠方にお住まいなどの理由で、譲渡会に出向くことが難しいという声もいただいていますので、今後は、こうした方への対応も検討していく必要があります。
そこで県では、より幅広い方々にアピールして、県が保護する犬や猫の譲渡先を広げていくため、ホームページの充実を図りたいと考えています。
例えば、県のホームページ上で、保護された犬や猫を見ていただき、譲受けを希望する方の条件等を入力することで、マッチングできる仕組みなどを検討していきます。
また、譲渡につながる情報が多くの方に届くよう、民間事業者と連携した効果的な広報についても検討を進めます。
こうした取組も含め、寄附していただいた方やボランティアの方などのご意見を十分に伺いながら、基金のより効果的な活用方法について、しっかりと検討し、保護した犬や猫の譲渡の推進を図ってまいります。