公明党神奈川県議団

ホーム所属議員 重点政策 活動リポート ニュース 本会議 常任委員会 特別委員会 ご意見・ご要望

ベトナム政府との「人材育成に関する覚書」に基づく支援について

鈴木 ひでし議員(横浜市鶴見区)

鈴木議員質問

 昨年11月、県は、ベトナム政府との間で、ベトナムからの労働人材の受入れの促進に向け、「人材育成に関する覚書」を締結した。
 覚書では、当面の間は、介護の分野に係る支援を先行し、その後、協議が整った分野から順次実行する、としているが、建設業や製造業など、県の経済を支える業界で、正社員が足りない状況も見てとれることから、先行する介護以外の分野においても、この覚書を活用して取組を進める必要があると考える。人手不足に悩む県内企業を支援していくためにも、人材を送り出すベトナム側と受け入れる企業の双方が、ウィンウィンとなるような仕組みをつくる必要がある。

 そこで、ベトナム政府との「人材育成に関する覚書」に基づく外国人材の受入れに関して、先行する介護分野以外の支援について、今後、どのように取り組んでいこうと考えているのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 県内企業が深刻な人手不足に対応し、持続的に発展していくためには、外国人労働者を受け入れるとともに、その企業でいきいきと働いていただくための環境を整備していくことが重要です。
 県は、これまで、留学生を対象とした合同会社説明会の開催など、企業の外国人材の確保を支援してきました。また、企業を対象としたセミナーの開催や外国人労働相談の充実により、外国人労働者が働きやすい環境の整備に努めています。
 さらに、昨年11月、県はベトナム政府と覚書を締結し、技術者や特定の技能を有する方などの派遣と受入を、双方で支援していくこととしました。
 覚書では、当面、介護分野における支援を先行するとしていますが、その他の人手不足分野においても、今後、県内企業でベトナム人の雇用が進むよう、支援する仕組みをつくっていく必要があります。
 その際、送り出すベトナム側としては、自国民が日本でより良い職場環境の中で働けることが重要です。また、受け入れる企業側としては、多くの優秀な人材に来てもらえることが必要です。
 そこで、今後、覚書の枠組みを活用して、例えば、ベトナム人労働者の雇用に積極的で、その職場環境の整備に取り組んでいる企業と、ベトナム側の優秀な人材をマッチングするような仕組みを創設することを検討します。
 こうしたことにより、本県企業の人手不足の解消につなげるとともに、ベトナム人労働者の方が、いきいきと働ける環境づくりを進めてまいります。

要望

 ベトナムの人材の覚書等々を中心に、これからまた他の分野にも外国人の就労についての取組をしてくださるということでございました。これについても、先ほど、私は自分の書いた文書では、県がと書いてありましたが、これはもう、私もベトナムフェスタ等にお邪魔をして、知事が本当に長年かかってベトナムとの友好関係を作ってきたが故にこういう形ができている。現行、報道等々では外国人の受入れに対していろいろな諸問題がありますけど、せっかく知事が作ってきてくださった、また県が作ってきたこのベトナムとの関係の中であるならば、これを基軸として、全国にない外国人就労ということについてのルール化が神奈川県から出たなと、いうのができるのではないかと思いますので、これからよろしくお願い申し上げたいと思います。