公明党神奈川県議団

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湘南地域における県立特別支援学校の受け入れ枠の拡大について

渡辺 ひとし議員(藤沢市)

渡辺議員質問

 県教育委員会が、本年3月に公表した「かながわ特別支援教育推進指針」(仮称)素案には、県立特別支援学校の整備が示されており、特別支援学校を必要とする児童・生徒の増加が見込まれる地域の一つに、湘南地域が示された。
 また、近年の記録的な猛暑の中での災害を想定した場合、避難所としての機能や安全性がより確保されるよう、体育館への空調設備の導入は重要だと考える。県立藤沢養護学校は、藤沢市の福祉避難所に指定されており、同校の体育館に空調設備を早急に導入していくことが必要である。

 そこで、湘南地域における県立特別支援学校の受け入れ枠の拡大についてどの様に考えているのか、また、県立藤沢養護学校の体育館への空調設備の導入にかかる現在の取組状況について、併せて、所見を伺いたい。

教育長答弁

 県教育委員会では、本年3月に、仮称ですが、「かながわ特別支援教育推進指針」の素案を取りまとめ、地域ごとに、県立特別支援学校の今後の整備の方向をお示ししました。
 この、「指針」素案では、湘南地域の整備の方向として、既存の県立特別支援学校等を活用して、知的障害教育部門の学校に、肢体不自由教育部門を併置することなどを検討し、近隣地域も含めた、県立特別支援学校の受け入れ枠を拡大する、としています。
 こうした中、この5月26日に国の「特別支援学校設置基準」案が示されましたが、湘南地域の多くの県立特別支援学校においても、校舎面積や運動場面積が、この基準案を満たしていないという状況です。
 私としては、特別支援教育を必要とする子ども達の教育環境の充実という点から、こうした既存校についても、対応を図っていく必要があると考えています。
 そのため、湘南地域における既存の特別支援学校について、その増改築や、それに伴う通学区域の変更などを検討しながら、県立特別支援学校の受け入れ枠の拡大を図っていきたいと考えております。
 併せて、お尋ねの県立藤沢養護学校の体育館への空調設備の導入についてですが、今年度に設計を行い、来年度には整備したいと考えております。

要望

 湘南地域における特別支援学校の受け入れ枠の拡大について、要望をさせていただく。国の見直しということで、校庭だとか様々な施設の大きさの問題が課題になっているという答弁がありました。
 藤沢養護学校の隣接地には、すでにその機能が県立教育センターに移行している、教育相談センターの跡地があります、受け入れ枠拡充に伴う施設整備にあたっては、それらを有効活用して是非、整備をお願いしたい。
 さらには、そのエリアを含めて、送迎エリアの確保も検討いただきたいと要望いたします。