公明党神奈川県議団

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依存症対策について

亀井 たかつぐ議員(横須賀市)

亀井議員質問

 我が会派では、これまでも新型コロナウイルス禍における依存症対策を重要な政策課題と捉え、県議会において多くの提言を行ってきた。
 依存症は、誰でもなる可能性があり、また、回復には長い期間を要することから、県民が依存症について正しく理解し、依存の危険性に気づくことが非常に重要であると考える。
 また、依存症の回復には、周囲の理解が必要であることから、社会全体で依存症に対する理解を深め、本人やご家族が、偏見なく安心して早期に適切な支援につながる環境づくりも必要である。
 コロナ禍で人々が不安やストレスを抱える状況は、今後もしばらく続くことが見込まれることから、今こそ、多くの方に依存症について知っていただく取組を強化すべきである。

 そこで、今後、県として、依存症の正しい知識の普及啓発の強化に向け、どのように取り組むのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 長期化するコロナ禍で、依存症患者の増加が懸念されることから、多くの方が、依存症について、正しく知り、早期に適切な支援につながっていただくことの重要性が増していると認識しています。
 これまで県では、早期発見に向け、県のホームページ等における依存症の知識の普及や、依存度を確認できるスクリーニングテストの周知を行ってきました。
 また、適切な支援につながるよう、相談・医療提供体制を整備するとともに、情報提供を行ってきました。
 さらに回復に向けては、回復支援施設などの情報提供や、専門医師によるアドバイスの動画を配信しています。
 しかし、依存症には、自身の依存に気づきにくいという特性があるため、依存症に関するより一層の周知の強化が必要です。
 そこで、県では、現在、多くの県民の皆様に、依存症について関心をもっていただくよう、アニメーションによる啓発動画を作成し、3月にはネット配信や交通広告等を活用し、広く周知していきます。
 また、脳が発達段階にある未成年者は、依存症になりやすいため、現在、県教育委員会や関係機関の協力を得て、ゲーム依存症についての啓発漫画や動画を作成しています。
 これらは今年度中に完成予定であり、今後は、この動画等について、学校での活用を呼び掛けるほか、保護者への周知やネット配信も行っていきます。
こうしたことにより、今後も、誰もが依存症について正しく理解し、早期発見、早期治療、回復支援につながりやすい環境づくりを、しっかりと進めてまいります。

要望

 依存症対策について、知事から具体的で前向きな答弁をいただきました。
 県民に浸透するような啓発スキームの具体的なところをお答えいただきました。
 今後の取組を期待したいと思いますが、是非とも使う時に、知事部局だけではなく、教育委員会とも連携しながらと知事に言っていただきましたが、しっかり学校の現場とか、教育のレベルでしっかり落とし込みができるかということも必要になってくると思います。そういうところは是非連携して取組をお願いしたい。