公明党神奈川県議団

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県立都市公園の整備・管理に係るクラウドファンディングの活用について

鈴木 ひでし議員(横浜市鶴見区)

鈴木議員質問

 公園施設の老朽化は、県立都市公園に共通の課題であり、厳しい財政状況の中、新たなニーズにも対応しながら公園づくりを進めていくためには、今後の財政負担は大きな課題であると考える。
 平成24年の本会議で、産業振興の施策に県民や企業から広く資金を募る「クラウドファンディング」の導入を提案し、「神奈川ものづくり『わくわく』夢ファンド」が創設され、本県でも広く寄附や出資を集める仕組みが構築された。
 都市公園においても、より魅力を高める施設の整備や管理に関して、多くの県民や企業に賛同いただき、資金を集める「クラウドファンディング」の活用を検討するとともに、実施する場合には、より多くの寄附が集められるような工夫も必要である。
 そこで、県立都市公園の整備や管理に係る「クラウドファンディング」の活用について、所見を伺いたい。

知事答弁

 県立都市公園は、県民の憩いや、潤いの場となっており、多くの方々に御利用いただくために、利用者のニーズを絶えず把握しながら、魅力ある公園づくりを、継続して進めることが必要です。
 県は、これまでも、施設のバリアフリー化や、花の名所づくり、イベントの活性化など、公園の魅力アップを図ってきました。
 一方、今後、施設の老朽化が進む中、多様なニーズにも対応した、公園の整備や管理を行うため、県民や企業の皆様から、資金を提供いただくクラウドファンディングは、その財源を確保するうえでも有効な手段の一つです。
 既に、遊具などの公園施設の整備に対し、クラウドファンディングを実施している自治体もありますが、寄附額が目標に届かず、十分活用できなかった、という事例も少なくありません。
 クラウドファンディングを成功させるためには、どのような施設の整備などを対象に、どのようにアピールしていけば、より多くの方の共感を呼び、寄附につなげられるかが、カギとなります。
 そこで、県は、こうした観点から、早速、先行事例の調査・分析を開始することとし、そこから得られた成功に導くための知見を基に、クラウドファンディングの実現へとつなげていきます。
 県は、こうした取組を通じ、県民の皆様に親しまれ、魅力あふれる公園づくりをしっかりと進めてまいります。