公明党神奈川県議団

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リトルベビーハンドブックの策定について

西村 くにこ議員(川崎市川崎区)

西村議員質問

 昨年9月の代表質問において提案した低出生体重児のための母子健康手帳のサブブック、リトルベビーハンドブックについては、知事から前向きな答弁を頂き、その後、予算化され、準備が進められている。
 本年5月には県ホームページを通じて低出生体重児の保護者の方を対象としたアンケートを実施し、7月には学識者や当事者家族の声を聞く検討会が開催され、活発な議論がなされたと承知している。
 ハンドブックが作成された後も、このような「リトルベビーのためのネットワーク」が本県に構築されることを強く希望する。
 今後は、リトルベビーハンドブックが低出生体重児への支援にいかに有効活用され得るか、また、どのように配布されるかが課題となる。

 そこで、今後、リトルベビーハンドブックをどのように策定し、活用しようと考えているのか、また、低出生体重児とその家族への理解の促進にどのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。

知事答弁

 低出生体重児の保護者の不安を解消し、安心して子育てができる環境を整えていくためには、保護者の気持ちに寄り添った、リトルベビーハンドブックを策定し、有効な支援につなげていくことが、大変重要です。

 まず、ハンドブックをどのように策定し、活用していくか、についてです。
 策定にあたっては、保護者団体のほか、地域の保健師や、NICUの医師など、有識者で構成される検討会で議論を重ねています。
 保護者は、言葉の使い方一つ一つについても様々なご意見をお持ちであるため、事前に保護者を中心とした部会を開催し、ご意見を十分に聴取した上で、検討会を行っていきます。
 また、このハンドブックを有効に活用していただくためには、支援者に、内容をよく理解していただく必要があります。
 そこで、保健師などが、ハンドブックを活用して、保護者の気持ちに寄り添った支援ができるよう、研修を実施する予定です。

 次に、低出生体重児とそのご家族への、理解の促進についてです。
 低出生体重児やそのご家族への支援を広げていくためには、まず、早産で生まれたお子さんのことを理解していただくことも重要です。
 そこで、11月17日の世界早産児デーに合わせた関連イベントの周知などを行っていきます。
 こうしたことにより、低出生体重児の保護者も含め、誰もが安心して子育てのできる環境を整えていけるよう、しっかりと取り組んでまいります。