公明党神奈川県議団

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マイME-BYOカルテの見直し・改善について

鈴木 ひでし議員(横浜市鶴見区)

鈴木議員質問

 現在では、無料で利用できる民間のヘルスケア関連アプリが、数多く提供されており、「マイME-BYOカルテ」の取組が始まった9年度前とは状況が大きく変わっている。さらには、マイナンバーカードの普及により、マイナポータルを使ったサービスも充実しつつあり、今後はこれまで以上のスピードで、より多くのヘルスケア関連アプリが提供されるであろうことは、容易に予測できる。
 こうしたことから、「マイME-BYOカルテ」の今後の在り方について、検討すべき時期に来ているのではないかと考える。

 そこで、「マイME-BYOカルテ」の今後の在り方に係る検討についてどのように考えているのか、見解を伺う。


知事答弁

 県では、これまでLINEを活用したME-BYOオンラインのほか、電子母子手帳アプリやマイナポータル、「サルビアねっと」との連携などにより、マイME-BYOカルテの普及に取り組んできました。
 本年3月には、未病改善行動を促すことを狙いとして、利用者が日々の食・運動・社会参加の状況を振り返って、それぞれ〇、△、×で簡単に記録できる機能を追加しました。
 このように、マイME-BYOカルテは、いわゆるPHR(パーソナルヘルスレコード)として、様々な健康医療情報を記録できる機能を有しています。
 PHR(パーソナルヘルスレコード)を取り扱う民間のサービスやアプリは年々拡大しており、国が主導して、サービスやアプリ間の連携を見据えた、データの標準化やサービス品質に関するルール策定などの検討も進んでいます。
 この動きは、今後のマイME-BYOカルテのサービス提供にも大きく影響することが予測されます。
 そのため、このような動向を今後も注視しながら、引き続きマイME-BYOカルテのサービス向上に努め、利用者の未病改善行動の促進を図ります。
 そして、ヘルスケア・ニューフロンティア政策におけるヘルスケアICTの位置づけを踏まえ、マイME-BYOカルテの今後の在り方についても、あらゆる可能性を検証し、県民目線で幅広に検討していきます。
 今後とも、社会の動きをしっかり捉えながら、県民の未病改善に取り組んでまいります。

要望

 マイME-BYOカルテに答弁をいただきました。私は、しっかりと民間に移した方がよいということを提言したいと思っていました。知事もおっしゃっていたPHR(パーソナルヘルスレコード)、アプリそのもの自体が他のヘルスケアアプリとして移すことができなかったものが、ヘルスケアアプリそのもの自体が今、PHRで具体的に移行できるような時代がきます。そうであれば、何も公がやる必要はないのでないでしょうか。さきほど述べましたが、これから他のヘルスケアアプリというのは、相当な勢いで出てきていますし、先日も、アップルウォッチの売上が大変に伸びているということも出ておりました。また1点、是非とも、知事が断捨離とまで所信表明でおっしゃったわけですから、そういう1つひとつが見えるような形でもって、きちっと整理していただきたい。
 それと合わせて、ヘルスケアの中でもって、1つ心配していることがあります。今回触れませんでしたが、毎回、ヘルスケアの有り方、施策の有り方について、何回も議場でもって訴えて参りました。先日も現在の状況をお聞きしたところ、例えば、キングスカイフロントで長年やっている腎臓に貼る薬だとか、養毛というようなことをまだやっていらして、何年間も同じ話を聞いていて、まだ実用化できないのか、というようなことがありました。ある意味断捨離って、知事がおっしゃるのならば、前に並びの幹部の方も含めて、本当に県民の方々に届く政策とは何なのか、ということを是非とも、1つひとつ見極めていただきたい。こういう要望をさせていだきたい。