公明党神奈川県議団

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デジタル技術を活用したメンタルヘルス対策について

鈴木 ひでし議員(横浜市鶴見区)

鈴木議員質問

 近年、発展が目覚ましいデジタル技術を活用して、従来のメンタルヘルス対策にとらわれない新たな対策に取り組んでみてはどうか。
 例えば、進化が著しい人口知能・AIを活用したチャットポッドや、AIとの音声通話によるメンタルヘルスチェック、適切な相談先への案内など、新しい展開ができるのではないか。

 そこで、メンタルヘルス対策におけるデジタル技術の活用について、県としてどのように取り組むのか、見解を伺う。





知事答弁

 様々な分野でデジタル技術の活用が進む中、メンタルヘルス対策においても、こうした技術を積極的に取り入れることは重要です。
 これまで県では、身近な相談窓口として、「こころの電話相談」や、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用した相談を実施し、昨年度は電話相談を24時間化するなど、年間3万件近い相談に対応してきました。
 また、Twitterで心の悩みに関する投稿や検索が行われると、その内容を人工知能・AIが判断して、様々な相談窓口を案内する取組も行ってきました。
 一方で、相談件数は依然として多く、現在も通話が繋がりづらいとの声をいただくなど、ニーズに十分対応しきれていないという課題があります。
 そこで県では、AIなどのデジタル技術をさらに効果的に活用し、心の悩みを抱える方を、より迅速かつ適切に相談支援につなげていきたいと考えています。
 例えば、相談の入口の段階で、まずAIが心の状態を判断し、深刻な状態の方を優先して相談員に繋げるなど、いわゆる「相談のトリアージ」ができないか、検討していきます。
 また、相談内容によっては、AIが直接対応するといった仕組みなどについても、実現の可能性や効果について専門家の意見を聞いていきます。
 メンタルヘルス対策にもデジタル技術を効果的に活用することで、心の悩みを抱える方が安心して過ごしていただけるよう、しっかりと取り組んでまいります。