公明党神奈川県議団

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妊娠・出産に関する「プレコンセプションケア」の推進について

佐々木 正行議員(相模原市中央区)

佐々木議員質問

 子どもを望む方が、希望どおりに授かれる環境を整備していくためには、できるだけ若い頃から、男女を問わず、妊娠・出産に関する正しい知識を得ることが必要であり、国の成育医療等基本方針では、女性やカップルを対象として将来の妊娠のための健康管理を促す取組である「プレコンセプションケア」が重要としている。
 県では、妊娠・出産に関する正しい知識の普及啓発や、女性の健康相談に取り組んでいるが、今後は、プレコンセプションケアを前面に打ち出して、普及啓発や相談対応を行っていくべきである。

 そこで、プレコンセプションケアを推進するため、県としてどのように取り組んでいくのか、所見を伺う。


知事答弁

 早い時期から妊娠・出産の正しい知識を得て、自分の健康を管理する「プレコンセプションケア」は、若い世代の方々が将来のライフプランを描いていくために、大変重要です。
 県ではこれまで、妊娠や出産に関する知識の普及に向けて、特設サイト「丘の上のお医者さん」を開設するとともに、県の保健師が学校や企業を訪問する出前講座を行ってきました。
 また、高校生に「未来の自分」、いわゆるライフキャリアを考えていただくための冊子「mirai book」の中で、出産に適した年齢などについても掲載し、学校の授業等で活用してきました。
 一方、不妊に悩む方からは、「卵子は、精子と違って、年齢とともに減少していくことをもっと早く知っておけばよかった」といった声を多数伺っており、若い世代の「自分ごと」となるよう、一層の周知が必要と考えています。
 加えて、例えば10代と20代では関心の高い情報が異なることから、年代ごとのニーズに応じた「こころに響く」情報を提供していくことが重要です。
 そこで県では、まず、年代に応じて効果的な情報をきめ細かく提供できるよう、ホームページの充実やSNSの活用を図っていきます。
 また、子どもを産むことを考え始める、10代後半から20代の方々に対しては、気軽に専門家のアドバイスを受けられる環境も重要ですので、こうした個別の相談に対応できる体制についても、検討していきます。
 こうしたことにより、プレコンセプションケアの推進にしっかりと取り組んでまいります。