公明党神奈川県議団

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改造車両による騒音対策について

藤井 深介議員(平塚市)

藤井議員質問

 近年、危険な暴走行為や騒音等により交通秩序や環境の悪化をもたらす不正改造車は、警察の取締りによって減少してはいるものの、根絶には至っておらず、駅周辺等で走行している不正改造車の騒音は、周辺住民にとって悩ましい問題である。
 コロナ禍も落ち着き、国民生活が活性化する中で、再び不正改造車が増加する懸念があることから、警察による更なる取締りの強化が求められる。

 そこで、改造車両による騒音問題についての現状及び取締り状況並びに今後の対策について、所見を伺う。


警察本部長答弁

 道路交通の充実は、人々の暮らしを豊かにする反面、様々な社会問題を発生させております。  特に、排気音やエンジン音を大きくするためにマフラーやエンジンを不正に改造した車両については、周囲の住民や通行人に大きな騒音被害を与えております。
 不正改造車両による交通騒音や、それに伴う無謀な運転は、騒音被害を与えるだけではなく、重大な交通事故の発生につながることから、継続した取締りにより排除していくことが必要となります。
 県警察では、このような状況に対し、保安基準を満たさない不正改造車両につきましては、整備不良等の交通違反として取締りを実施するとともに、住民からの通報に対しては的確に対処しております。
 また、国土交通省と連携した取締りにより、整備状況や改造の有無を検査し、不正改造車両には整備命令を発令して、必要な整備を実施させるなど、不正改造を許さない環境づくりに努めております。
 本年は、8月までに、一斉取締りや通常警戒活動を通じた取締りにより、道路交通法違反などで整備不良車両739台を検挙しております。
 現在は、こうした各種取締りの効果により、暴走行為や不正改造車両に係る通報は大幅に減少しておりますが、ひとたび対策の手を緩めれば、再び増加に転じ、治安の悪化を招くことも懸念されます。
 県警察では、引き続き、各種取締りを推進するとともに、不正改造車両に対しては、関係機関との連携を強化し、あらゆる法令を適用して、積極的に検挙していくなど、安全で平穏な交通環境の維持に取り組んでまいります。